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2005年7月20日 (水曜日)

水不足に関する2つの記事

6月22日付・一日一言 (四国新聞)

 雲行きがちっとも怪しくならないせいで、雲行きが怪しくなってきた。梅雨に入っても雨らしい雨がなく、とうとう今日から第二次取水制限に入る。十一年前の大渇水より早いペースというから、何だか嫌な予感。

 まだ生活面では目立った影響はないが、ひと足早く高知県では、渇水の影響とみられるトラブルがあった。わき水の取り分をめぐって、刃傷ざたになったという。水不足に悩んできた香川県民には、人ごとではない。

 実際、一九七三年の高松砂漠の際には、もらい風呂を発端にした殺人事件まで起きている。早明浦ダムも香川用水もない時代、それだけ切羽詰まっていたのだろう。もっとも、その後もダムの水を徳島県と奪い合っているから、争いは広範囲になった。
 ところでこの年には、県が海上自衛隊の協力を得て、人工降雨の試験飛行を行っている。「成功」にはほど遠かったが、雨ごい踊りを奉納するのと同じように、わらにもすがる思いで取り組んだのだろう。

 その人工降雨も三十年余りを経て、随分現実的になった。特に干ばつに悩む中国では、日常的に行われているようだ。雨粒のもとになるヨウ化銀をロケット弾で散布して、雲を作って雨を降らせている。

 こんな技術があれば、今度こそ香川の水不足も解消される、と考えるのは少々甘い。環境問題に加え、もしかすると「あれは愛媛に来るはずの雲だった」「いや、あの雨の種は香川産だ」なんて争いに発展するかもしれ
ない。

 知恵があれば水不足も争いも避けられるはずだけど、人がそこまで進化しているかはどうも疑わしい。情けないが、今は祈るしかない。雨よ降れ。
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6月22日付(麺通団長 田尾氏の日記より)

ここ数カ月、四国新聞の「一日一言」がちょっと切れ味を増した感じがしてて私にはええ感じなのだが(時々気の抜けたみたいなのもあるけど)、今日の渇水ネタは「お!」と思いました。香川の水不足の原因の一つであ
る「人災」の部分にチクッと突っ込んで来た。

 香川の水不足についてはこれまで、香川県は雨が少ない、ため池でカバーしてきたが水需要の増加もあってとても足りない、その後早明浦ダムと香川用水ができて水不足は大きく解消された、それでも晴天が続くと早明浦ダムの貯水率が下がって渇水が起こる、香川はため池を埋めたり節水意識が不十分だったりして対策が甘い……という流れの論調が主流で、そういう報道しか流れてこないから、少なくとも私の知る限りほとんどの県民が渇水についてはそういうことだと思っている。

 ところが10年近く前、当時マッキンゼーから独立した経営コンサルタントだった都村さんが、詳細な調査データを集めて香川の渇水の大きな「人災」の部分を指摘したのである。
 指摘の骨子は「早明浦ダムの水は徳島の水と香川の水に分けられ、さらにそれぞれ所轄官庁ごとに分けられ、そのうちの一部は水がかなり余っている(海に流している)。しかし香川の生活用水用の水が不足しても、余っている他の所轄の水は回してくれない。この配分を柔軟に行えば、香川の水不足はほとんど解消する」というもの。

この提言は確か当時四国新聞でも都村さんのコラムで掲載されたと思う。さらに著書「なんしょんな!香川」でも紹介されたし、KSBの深夜放送で都村さんが自分でお金を集めて始めた番組でも紹介された。するとどうなったか。

 結論から言うと、この指摘と提言はほとんど無視されたんですね。というか、非難の声まで上がったんです。その非難の声はほぼ全て、データとその分析に対する論理的な反論ではなく、「節水意識も十分でないのに身勝手なことを言うな」とか「香川用水の恩恵に対する敬意が足りない」みたいな。
私の印象では、何かタブーに触れたみたいな反応でした(笑)。せめて「水は余っていない」という論理的なデータでも出してくれれば議論になるのですが、このテーマを議論することさえ許されないような印象で。何か同じような話が「平和」や「人権」などの分野でありますが。

 ちなみに私はそのテレビ番組で都村さんの聞き手役を仰せつかっていたのであるが、親会社から「出るな」と言われて、ただの聞き手だったのに1カ月で番組を降りました(笑)。以来、水不足のニュースは何度も何度もありましたが、水の配分の話題は私は見たことがない。
水不足については敏感な香川のマスコミですが、早明浦ダムの水の配分問題は、私は寡聞にして見たことも聞いたこともない。

 ところが今日の「一日一言」、水の配分のテーマをチクッと突いてきた。
朝、読んだ瞬間、私は「うわ、やった」と思いました。もちろん短い文章なんで深くは突っ込んでないけど、私だけがそう思ったのかもしれないが、すごく気を遣って言葉を選びながら、わかる人にはメチャメチャわかる指摘をしてる。

水の配分については、私は自分で確認もしてないので現状に問題があるのか、あるいは合理的な理由があって妥当な配分をしているのかよくわからないけど、この一日一言子、価値観が新しくて素直で、デキると思う。筆者がもし若手なら(若手だと知ってるけど・笑)、一読者のお願いですが、読者の皆さまも関係者も彼を古い価値観でつぶさないようにお願いします。私はファンです。
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投稿者の蛇足の長靴
 11年前の渇水のとき仕事帰りに、とある喫茶店で県知事を引退されたK子さんとマスター・客・私の4人で水問題の話題で盛り上がっておりました。
私が質問「高知県の水なのに徳島県の意見が一番強いのはなんでな?」K子さん「昔からの慣習があっての・・・」。(高知の筏から通行料取ったり、無理矢理宿に泊まらせたり、河口の田んぼや漁師の問題等々・・の話) 「徳島へお願いに行ったときも無理難題いわれたで。」・・(これ以上は余りにもひどいので記述できません。)

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