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2009年2月19日 (木曜日)

仕事をどう考えて働けばいいの?

●論語にある
子曰「行くに径(こみち)によらず」
    意味は自分で考えろ。
   
●「仕事とは誰かのために喜んで貰う為の行為である」
   これは解るでせう。
   
●現代的にいえば「顧客価値創造」である。

●近江商人の「三方よし」の理念を持って働けば、やがて信用となり、貴方や会社にとって貴重な財産になる。

【注】BUNちゃん先生がよく言っておられる「三方よし」とは売り手よし ・ 買い手よし ・ 世間よし
 もう少し詳しく説明しよう。
   
同じ「当たり前」でも大違い
 何度も同じような不祥事を起こしたり、監査・検査機関から繰り返し指導・勧告を受けている会社があります。(私はそんな組織に勤めていました)
  こうした会社の社員が考えている「当たり前」は、企業というのは利益を生むことがその第一の存在理由であり、多少、法から逸脱しても非難されるようなことにならなければ、ともかく利益を挙げることが優先されると言うことでしょう。

企業の社会性
 すべての企業は市場経済の中で活動し、利潤を挙げるべく努力しています。
  この市場が正常に機能するためには、3つの条件が満たされなければならないと言われます。
  それは「自由」であると同時に「透明」かつ「公正」でなければならないということです
 また、市場で活動している企業は法人です。
  我々のように生身の人間を法律では「自然人」と呼び、あたかもヒトのように権利と義務が付与される存在と看做されるのが「法人」です。
  企業買収の対象となるなどモノとしての側面を持つと同時に、生産設備や土地の所有者であったり、契約を結ぶ主体となったりするように、ヒトとしての側面も持っています。

 企業はヒトであると同時にモノでもあるのです。(私は、前に会社はバケモノだといいました。)

  会社は利益を生むための道具に過ぎないと考えるのは企業のモノとしての面のみを見ているに過ぎません。
  企業はモノとしての側面を持ちつつ、法的にヒトとして擬制された当初から、ヒトに求められるような社会性を期待されている存在です。

ゆえに企業には社会的責任を果たすことが求められているのです

 企業の法令順守から社会貢献までを含む社会的責任(CSR)は、大まかに次のように分類されます。
  ①主に法令の文言を守る「狭義の法令遵守」(悪事を避ける、詐欺的であってはならない、盗んではならない、法令の文言を遵守する)。

  ②法令の精神まで主体的に遵守し、社会の求める人道的要請に応える「倫理実践」(他を傷つけない、地域社会に害を与えない、人権を尊重する、よく配慮する、正しいことを行なう、正直である、公正である)。

  ③主体的に自ら犠牲を払いながら社会的善の実現に貢献する「社会貢献」(他を助ける、地域をより良いものにする、人間の尊厳を高める、勇気をもって取り組む)。

  このように分類されるのですが、これは法令の文言を守れたら、次は法令の精神を遵守し、最後に社会貢献へとまるで段階を踏んでいくように捉えるべきではありません
  「ウチもようやく余裕ができたからソロソロ社会貢献でもしよう」と考えるのは理念を理解しておりません

「なんでや??」と思った方は続けて読め!!!。理解せよ。

本業を通じて社会貢献
 社会性を意識した企業が、自由、透明かつ公正な市場経済の中で利益を生んでいるとしたら、それはその企業の製品なり、サービスなりを必要とする相手がおり、その企業の存在が肯定されていることを意味します。

  また、企業がその社会性を意識するとは、日々の企業活動自体において、社会からの要請を満たすことを意味します。

  例えば、社内であらゆる差別をなくす、地域の必要に配慮する、顧客情報を保護する、省資源・省エネルギーやリサイクルを進める、また、持続可能な成長を目指した活動を進めることや下請業者や納入業者についても同様の施策を求めることなどです。

  だから利益をどのように活用するのかではなく、どのように利益を挙げているのか、まさしく「本業を通じて社会に貢献」することが企業には求められているわけです。
  これを実践し、賞を受けた企業が「当たり前」と感じる所以です。

 一方、不祥事を起こしている企業の社員が考える「当たり前」は、社会性を意識していない企業「当たり前」、あるいは自由、透明かつ公正でない市場経済における「当たり前」ということになります。

 この「当たり前」は過去のものになる兆しがあります。それは社会の情報化とグローバル化がもたらすものです。

 インターネットを始めとした情報化がますます進み、企業情報は瞬時に広まります。また、パート、アルバイト、派遣社員、契約社員、請負社員など正社員ではない社員が増加しています。会社の従業員の3割以上は非正社員です。企業の隠したい情報も漏れやすくなっていることは間違いありません。近年、内部告発によって不正や不祥事が次々と露顕したことは、こうした状況を示しています。
  また、その功罪は別にしてグローバル化がもたらすものは、最終的には国家や地域といった単位を超えた共通ルールの成立に至るものと考えられます。

 その際には談合を行なった方が儲かるようなローカルルールの存在は不可能になるでしょう。

●「三方よし」の現代的意義
 さて、江州商人の「三方よし」、中でも「世間によし」は「社会貢献」そのものであり、全てのステークホルダーと信頼関係を築くことを意味していると思われます。
  この実践の基盤を為す考え方は、どのようなものでしょうか。
  それは「家の永続」だと思われます。

 一時の、目先の利益にとらわれて、自らの存立の基盤である人間関係を崩し、世間を疲弊させるようなことがあっては、結局、元も子もないという、商人道なのです。
 長期的な損得を考えたに過ぎないという、皮相な見方もできるのですが、誰もが恩恵を蒙り、泣く人がいないような関係、CSRの目指す究極の姿でもあります。
 こうした長期的展望に基づいた経営は、CSRのすべてを含みこんでいるのです。

 社会の情報化とグローバリゼーションの進展が市場経済を、自由、透明かつ公正なものへと導きそうだと述べましたが、反面グローバル化は全ての国、企業、個人が一蓮托生だとも言い換えられます。

自分のみ、自社のみ、自国のみに良かれと望むことは、結局、自分に、自社に、自国に良い結果はもたらさないのです。

 「家の永続」から「地球の永続」という視点を獲得して、「三方よし」地球規模でもたらすことが現代企業に求められているのではないでせうか。

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