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2010年1月 9日 (土曜日)

またフィルムが燃えた

昨日午後 NHK BSでイタリア映画「シネマ・パラダイス」(完全版)を観た。
秀作であった。3時間近い映画のためか、51分もカットされアメリカ資本以外の映画館で上映された田舎の映画館映写室に出入りする子供と周囲の人間を描いている。
 50分カットしたら、作品のテンポが乱れ、つまらない映画になってしまうと思うのだが、よくぞカットしたとほとほと感心する。人の悪意がさせたのでせう。
 

  無声映画からトーキーになったあたりから物語は始まる。
前に書いたように当時のフィルムは燃えやすく、映写技師のおじさんは火傷し、失明する。 日本の映倫の役目を牧師さんが担当し、キスシーンはカットし、フィルムを返すときに元に戻すのだが、めんどくさかったり、忘れたりしたキスシーンのフィルムが残っており、物語のおもいでとして重要な役をはたす。
 TVを映画館で写したり、野外上映のシーンがあって、私も夏休みになると校庭で皺のある白い布に映っていた映画を思い出す。
  アントニオーニ監督の映画は面白くないので1日で終わったり、フィルムの借り賃が高いので2館で借り、自転車でフィルムを持ち運ぶが、トラブルがあって失敗するなどのエピソードがあり、映画が好きな少年はやがて監督になる。
  昔の名画が次々出てくるのも楽しみ。
  映写技師が子供に諭すとき「それはだれの台詞なの?」など村で唯一の娯楽であった映画が大好きな少年が質問するシーンに、つい自分を重ねてしまう。
 
  映画、TVは今年が3D元年とか?
2Dを極めないまま人間は次を目指すのか??

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