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2010年8月20日 (金曜日)

自然栽培はいろいろある

福岡正信さんが浮かぶ。これは究極だろう。
他に東北の冷害を救った方。
EMやJAとやってる財団法人で全国的。
販売側から疑問をもって、活動しているかたのサイトが小農に合っている気がするので紹介する。

「有機農業はまだやるな!」で始まるサイトです。
http://www.naturalharmony.co.jp/trust/school/kimura1126.html

サイトから少し抜粋しつつ、
私の意見を《》で添えておきます。


「あなたも稲作で、肥料なし・農薬なし・除草の人手を7分の1に減らして
反収8俵を実現できる!」

《ウソだろうと思いますよね。》

今の農業は農家の方々をバカにしてきた農業ともいえます。わたしたちは自然に向き合う農家さんを尊敬しています。
隣の人の真似をし、誰か先生に教わったり、農協の指導に頼ることに現代の農業は慣れすぎたとは思いませんか?
《そのとうりです、少し変ったことを農家は好みません》

ここで自然栽培における自然観察にちなんだ下記の質問をいたします。
あなたは農業のプロとして、またプロを目指すものとしてこの質問に答えることができるでしょうか?!
 ここで問題です
○か×をつけてください。
Q1 稲穂の出方は肥料を与えても与えなくても同じである

Q2 除草剤を使わなければ草が生えるのは仕方ない。

Q3 ヒエの種は1年後に発芽する。

Q4 収穫後の秋に田んぼを耕運すべきだ。

答えはすべて×です。
《肥料のやりすぎは駄目だが適量ならOKではないのか?》
《田んぼの中で真夏も草刈すればOKだが、老体には堪える》
《ヒエの種は8年後に発芽するのだったかな》
《不耕起はしない。JAはしろという。土中の雑草の種を枯らすためには深耕せよといい、ジャンボタニシを殺すためには浅く細かくしろという。レタス農家は植えるために細かく耕起する。》


稲穂の出方に見る自然栽培 

稲の穂の出方をご存知ですか?ご存知でない。わたし、稲作の農家さんに聞いて回るんですが、みなさん御存知でないんです。それくらい稲作の農家さんは稲を見ていない。穂の出方についてお話します。

まず、有肥の稲穂。これは雨が降ろうが寒さが来ようがお構いなしで、下から押し上げられたみたいに伸びてきます。だから気候の変化に弱い。ところが無肥料・自然栽培の稲穂は、そうじゃないんです。穂がのびてきて、その時の天気に合わせてすぐ開花する。雨が降れば止まる。また伸びて寒さがくれば止まるんです。この動きを繰り返して全ての出穂・開花を終わります。だから、無肥料の自然栽培の野菜や農産物は冷害に強いんです。

◆除草革命◆

除草に除草剤や米ぬかなどを使うことがありますが、必要ありません。それには一つには土の起こし方が勝負です!

わたしの耕し方は草の生えない耕し方です。
ところが、わたしの指導した秋田の大潟村の石山さんは、一般の栽培よりも収量が良かったのです。そして、除草に一回も入らなくて済んだんです。もちろん除草剤を使ったワケではありません。

今年平成17年度は除草に入られたようです。しかし、人手でいうと延べ人数で、通常の有機栽培農家の七分の一から十分の一の人手で済んだそうです。

◆収穫後の秋の耕起について◆

ワラは、決して秋口にうなり込まないでください。うなり込むとガスをだしてしまいます。よく、ワラが浮いてくるのではと心配されますが、浮いてくるワラは、腐食し切れていない緑色のやや黄色がかったわらです。これは十分に乾燥させずにすきこんだワラです。十分乾燥したわらは、水を含み必ず水に沈みます。このワラはいたずらをしませんが、黄色のワラはすき込むとガスを必ずだします。

秋田県南津軽郡大型村の石山範夫さんは、有機栽培米の地域での先駆者でもあります。平成15年から木村秋則氏の指導のもと自然栽培に取り組み始められています。

◆石山範夫さんの挑戦!◆

無肥料の自然栽培で反収7.5俵~8.5俵を平成17年度は実現しました。7.5俵というのは砂地の土地のデータで、この土地で無肥料の自然栽培ということを考えると大変いい数字だと捉えています。

大潟村では反収が平均で9俵半。有機栽培で9俵とれれば上等といわれます。
平成15年から自然栽培の稲作りに取り組み今年においては自身の有機栽培米とほとんど収量は変わりませんでした。

◆除草から無草・共草へ◆

私も私なりに草の対策はやってきました。私の場合はわざと草が発芽しやすい環境を作ります。稲も出やすい環境です。そして除草機に円盤をつけて17℃の角度に円盤を寝かせて発芽したばかりの雑草を押さえます。この機械は特許をとりました。抑えるとまたしばらくすると雑草が発芽するのでまた抑えると。これを一週間に1度やります。それを夏場7週間続けるわけです。これで草の対策は完璧でした。それまで300人から400人の人手で除草していたのが、86人で一夏除草することができるようになりました。


子供の頃よく、ほうれん草や小松菜などの葉物は「緑が濃いものを選ぶように」と言われました。これは今も変わらない常識です。
公園の草も空き地に生える植物も、売られている小松菜やほうれん草のように緑の濃いものはありません。よく見れば黄緑がかった淡い色をしていることに気づくと思います。これは、
緑の濃いものは不自然である、
このことを物語っているようです。

「硝酸性窒素」という言葉をご存知ですか?
これは植物にとっても、人間にとっても必要な物質です。なぜならこれがないと多くの作物は育たないからです。
でも問題はその過剰さ、摂り過ぎてしまうと、強い発がん性物質になってしまうのです。さらに糖尿病やアレルギーの原因物質であると指摘する研究者もいます。

「硝酸性窒素」は特に、ほうれん草や小松菜、チンゲン菜などの葉物に多く含まれています。また、赤ちゃんの場合、酸欠で死亡することさえもあるのです。

ヨーロッパや国際機関では、「硝酸性窒素」に安全基準を設けています。つまり「基準値を超えたものはリスクがあるから食べないように!」と呼びかけているわけです。 しかし、日本では、飲み水の基準はあるものの、野菜については規制がありません。そのためいわば“野放し状態”にある、そう言わざるを得ない状況があるのです。
どうしてこんな物質が植物に発生してしまうのでしょうか?

その原因は、肥料にあるのです。

「硝酸性窒素」の濃度は投入する肥料の「量と質」によって変わります。肥料が何であるかといえば「窒素成分」を軸に作られているものを指します。有機であれ、化学であれ、肥料とは“窒素が軸”、このことに変わりはないのです。

「窒素」は植物にとって“成長促進剤”にあたります。この窒素は有機肥料にも、化学肥料にも含まれていて、与えれば与えるほど、葉の色が濃くなっていくというわけです。
《近所の鶏糞農業の田んぼは濃緑です。》
つまり肥料を使えば使うほど、「硝酸性窒素」の危険性が高まっていくというわけです。

すばやく成長させ、少しでも多くを収穫し、現金に代える。つまり自然な成長スピードを無視して、“経済効率”を優先する行為といわざるを得ないのです。

硝酸性窒素の問題は飲み水にも影響を及ぼします。畑に使われた家畜の糞尿が、地下水や河川を汚してしまうからです。

ヨーロッパでは、畜産と農業を一緒に行う伝統が長く、畜産から出る糞尿を肥料として使います。そのため硝酸性窒素による地下水汚染が深刻化していきました。こうした理由からヨーロッパ諸国では、面積当たりの家畜の頭数に制限を設けているのです。これは窒素を規制していることでもあるのです。

ヨーロッパの飲み水は地下水が主流です。家畜の糞尿を有機肥料として使うことで地下水を汚染し、それが飲み水となって人体に戻ってくるのです。

自然栽培に取り組んでいる生産者の方に聞いたのですが、以前は放牧で牛を飼っていたそうです。その生産者のお父さんは牛の生態観察する中で、牛は自分たちが糞をした場所に生える草を決して食べないことに気づいたそうです。糞は動物性の肥料ですから、そこに生える草の色は当然濃い緑になります。

緑の濃い草を食べない、このことが意味するものは、硝酸性窒素の危険性を牛たちは本能で知っていることになります。そのまま観察を続けていると、季節が過ぎ、その場所の草の色がまた自然な黄緑に戻ってくると、牛たちは再び食べはじめるそうなのです。

「肥料を入れないで育つの?」とお感じになるかも知れません。しかし目には見えないけれども、土の中にも、空気中にも窒素はたくさん存在しています。
土の中の微生物の力を借りて「天然窒素」を、自分の成長に必要な分だけを取り込むのです。自分が生き残るための努力を精一杯するというわけですね。

肥料を入れない自然栽培は、その作物が持つ力を最大限引き出す農法です。人が肥料を与えないわけですから、根っこは地中深くまで、どこまでも生命維持に必要な養分を探していきます。

窒素は自分が必要とする分だけしか摂らないので、硝酸性窒素の濃度は低くなる傾向があります。品種の特性でそもそも濃いものもありますが、色は淡く、薄い黄緑色になっていく傾向があります。

自然栽培の野菜は、根の充実を図りながらゆっくり、ゆっくりと育っていきます。例えばニンジンで言えば、有機を含めた野菜よりも90日くらい生育が遅いのです。

ですから細胞が緻密になり、味わい深く、香り豊かな、とびきりおいしい野菜ができるのです。テレビなどで有名な某ソムリエが野菜の味コンテストを開催し、そこで優勝したのがなんと自然栽培のものだったのです。

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