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2010年9月23日 (木曜日)

昨日の問題の答え

昨日の問題の答えは分かりましたか。

① 有機野菜は、身体や環境に優しく、安全だ。
② 虫に食べられている野菜は、安全の証拠だ。
③ 有機野菜は、生で食べても安全だ。
④ 減農薬の野菜は安全な野菜と思う。
⑤ 有機・無添加と書かれた味噌・醤油は安全だ。
⑥ 稲穂の出かたは肥料を与えても与えなくても同じだ。
⑦ 除草剤を使わなければ草が生えるのはしかたない。
⑧ 稗(ヒエ)の種は1年後に発芽する。
⑨ 収穫後の秋に田んぼを耕起すべきだ。

お詫び:「緑色の濃い野菜は良い野菜だ」の問題が抜けておりました。

加えて、説明が少し足りませんでした。
問い①からは野菜、⑥以降は水稲栽培 に関する問題でした。


回答はこちら⇒ 全部「×」です

過去のブログを読まれている方は分かったと思います。

まず、有機の定義すら明確でないのです。
当然、農水省は定義しておりますが、現実に定義されたとおりでは農業は出来ません。

水が一番の問題で、汚染された水で栽培したら有機無農薬とはいえないと思います。
現実に水はダムや沼や池から流れてきますが、田んぼに辿り付いた時には汚染されています。
自分で濾過装置を作り、浄化した水を使うことなど不可能です。とくに、水が不足している農地では周囲がそんな勝手を許してくれることなど考えられません。

たとえ、アメリカのように水田の排水を濾過し、ポンプ・アップして利用している農家であっても、濾過方法が問題です。
コストや植物にとって優しい濾過は暖速濾過でなければなりません。

ちなみに、水道のオゾンによる濾過はスーパー超速濾過とでも呼びましょうか。オゾン(O3)で殺菌し、活性炭で濾過すればいいのです。水道利用するためには雑菌発生防止のため塩素をいれます。 塩素は消毒剤としての機能がありますが、トリハトメタンの発生源となり、それは発ガン物質となることはご存知のとおりです。

暖速濾過とはバクテリアの力を借りて、時間をかけて濾過するほうほうです。

山村などでは、生活廃水を溝をとおして肥溜めのようなところへ入れ、そこから分散して別の穴にいれることを繰り返し、土のなかのバクテリアによって濾過し、川へと流れていました。先人の智慧です。
この方法は研究され、よりすぐれたものになっていいます。しかし、浄化槽のように工事がだれでもできるものでなく、管理も浄化槽と異なるため、法律が立ちはだかっています。
これは昔から水道水の濾過方法として多くの施設がありました。詳細については各自調べてください。

しかし、生活廃水は塩ビパイプの出現によって、直接川に流されるようになりました。渓流釣りに行ったとき気がつき驚きました。

 そして、田んぼからは糞尿、化学肥料、除草剤が混入している水が排水(農薬、除草剤投入ごの排水は法律で禁止されています。)あるいは「漏れて」河川に流れ込んでいます。

農家の合併槽の普及率は低く、お金がかかるので単独槽を壊れるまで使っています。
土地改良区は毎年合併槽の普及を唄っておりますが、予算はありません。個人に自主的にお願いするということです。

結果、池、沼はガスが湧き、汚染は年々進んでいます。水は最後に海に流れ込み海の生態系を荒らし、魚がさっぱり釣れなくなりました。

私は子供の頃、池で毎日泳いでおりました。父は、家の横の用水で毎日泳いでいたそうですが、私が子供の頃には泳げる状態ではありませんでした。

田んぼに冬季潅水してやれば、田んぼが浄化槽の役割を果たし、池、沼、海の水が綺麗になり、ミネラルを含んだ水ともなるのです。

以上で、問題の回答解説とします。

蛇足:水を浄化して池を綺麗な水にしようとすれば、お上が法律を盾に立ちはだかり、縦割り行政ですから、農家の説得にたどり着くまでにこちらがダウンしてしまうでしょう。
干拓地の水門を空ける、空けないで何十年ももめているのですから容易に想像できますよね。

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