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2010年10月15日 (金曜日)

稲が倒伏するのはなぜか?

雨でコンバインが入れない田んぼの稲が倒れている割合が雨の重みで増えてきた。

刈り遅れると倒れやすくなるのは分かる。
籾を支えている茎が枯れてくるからでしょう。
籾は先っぽの米と下の米と自家受粉して身が入る(登熟といいます)期間に約7日のズレが起こります。

出穂は全体の40%に身が入ったときをいいます。

35日経つと先っぽの米は登塾していますが、まだ未熟米が残っています。この段階で刈り取ると、青米が一杯の米です。
ちなみに全部の米が完熟するのは49日です。なんだか、満中陰みたいでしょう。 偶然か、必然か?

昔は青米が新米の証のようにいわれて刈り取りは少し早めにしたものでした。いまもこの風潮が色濃く残っております。それは、農家にとってもメリットがあったのです。
台風、長雨、ゲリラ豪雨、ヤマセ、霜などにより稲が倒れる、いわゆる倒伏のリスクが少なくなるからです。手刈りの時代では刈り終わるまで2~3週間かかりました。
その間、近所や親戚で不幸があるやも知れません。私のように、病気になるかも知れません。
そうしたリスクがあっても、倒伏だけは避けたいのです。

倒伏して籾が水に浸かり変色、カビ、などにおかされると売れないばかりか、食べられません。
倒伏は、収入減や餓死に繋がっていくのです。


倒伏の原因を考えてみました。
昔ながらの農法に国の指導で化学肥料をやり始めてから倒伏率は高くなった。

機械化してから、更に倒伏率は高くなった。
だから、農家は倒伏する前に稲刈りをする。未熟米が多くてもいい、倒伏すれば売り物にならないばかりか、コンバインで刈るのがどれ程面倒なのか、倒伏方向やバッタリと倒れている場合はコンバインで刈取りはできないのです。

私の田んぼの稲は半分近く倒伏しました。
まだ、カビは生えておりませんが、変色するのでお金にはなりません。
JAへの持込期限が21日(月曜は乾燥日につき受け取りしません)なのでそれまでに刈り取らないと駄目なのです。駄目な場合は、田んぼで腐らします。

倒伏のリスクを述べてきましたが、なぜ倒伏するのか?

①刈り遅れ
②苗が悪い
③肥料のやりすぎ

が考えられます。

私の場合は、①と②が原因です。
 ②の苗の育て方が悪かったのを更に分けると
 ・箱当たりの籾量が多すぎた。
  100グラム撒いたのですが、まだ、細い苗があります。(国が指導する慣行農法では180~200グラム)

 ・4~5節目の間隔が伸びすぎている。
       苗を育てるとき稲の成長点が土の中にあるにも係わらず、プール潅水に頼ってしまった。水分過多。
       苗を十分鍛えることができなかった。
       苗の徒長を抑えることができず5.5葉まで待てず、田植えをした。

だから、実った籾を支えられないのでせう。

蛇足の長靴:倒伏せずいつでもコンバインで刈り取りできるように栽培している農家の典型はこれだ!(内部告発みたいでヤバイですがあえてかきます。)

田んぼを少し湿った状態を保つ。草が生えるので除草剤、農薬はたっぷり撒布する。(田んぼに生物は居ない状態がベストと考えている。)
・中干し(慣行農法は稲の根ぐされを防ぐためメタンガスを大気に放出させる。CO2の10倍温暖化に影響している。)を十分にする。
・化学肥料の追加とネオニコチノイド系の農薬を惜しみなく撒布する。(農家は国が奨励しているので疑いなどない。COP10などどこ吹く風だ。未来永劫続けられるとは思っていないが、当座を切り抜ければいいと考えている。農薬の体内蓄積はしかたないと考えている。)
・分けつはほどほどに、背丈は短く、稲穂はほどほどにしか育てない。
     ・落水は早くする。稲は水分がなくなり枯れ始める。見た目には熟れているようにみえる
     ・皆が刈りだしたら同時に刈る。(害虫や雀害を避けるため)
     ・美味しい米かどうかより、見た目の綺麗な米を作る。(カメムシに汁を吸われた 斑点米は味は同じだが、汚らしいので少し入っていると値段がさがり、基準より多く入っているとJAが買ってくれないので、農家が持ち帰る仕組みになっている。農家はシステムにガッチリ組み込まれている。

最後に、先日も書いたが、農薬・除草剤で汚染し続け、土壌に汚染物質が蓄積されているにも係わらず、「日本の農作物は安全です」 と言って近隣の富裕層に売り込むのは詐欺ではないのかしらん。
 

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ゲリラ雨降る~稲刈りできない

昨日、「百姓殺すにはなんにもいらぬ、雨が3日も降ればいい」
なぞと書いたら 本当に雨が降った。

天気予報では、昨日から今日にかけては晴れが続き、今日はコンバインで無理してでも、刈れるところから稲刈りの予定で、昨日の夕方コンバインの手入れをした。
少し倒れかかっているところがあるので、今なら何とかなりそうなので、疲れた身体を労わりつつ数日かけて刈る予定でした。

暑くて寝付けないので布団を蹴飛ばして寝入ってしまった。悪寒で目が覚めた。急に咳き込みまた、寝た。

朝、外を見ると雨が降った後かしらん水溜りがある。
我が家の廊下も雨漏りしてる。短時間で基準を超えると雨漏りする。
また咳き込み、寝た。9時ごろ汗だくになり、目が覚めた。
体調不良である。とりあえず、風邪薬を飲んだ。

気を取り直して田んぼへ行ってみると、水溜りを通り越して、入水したような状態である。
倒れ掛かった稲が倍ぐらいに増えていた。一部、稲穂が水につかっている。

さっき、PCで調べてみると、今日の午前3時ごろ16ミリの雨が降ったようだ。
県内のほかのところは降っても数ミリ程度。
雨雲が東北から南東へ向けて動き私の町が最も多く降っている。

最近はこうしたゲリラ雨が増えてきた。
地球が危ない。生物が危ない。

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2010年10月14日 (木曜日)

生物多様性など考えていない日本農業

国が認可した農薬、飼料添加薬品を見ると恐ろしくなる。
知らないほうが幸せな人生を送れるだろう。

病人が増えていきます。
ゲノムが傷つけられる物を食べ、肺に入れ、肌に浴びているのだから増えると考えるのが当然でしょう。

食糧はどうなるのか政治は考えていない。

「沈黙の春」から人類は進歩していない。
目先を変えただけだ。
毎日、毒は身体に、田んぼに、山に、海に蓄積し続けている。

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稲刈り ぼちぼちと

田んぼの表面にトロトロ層があります。
こいつは堆積するので年々厚くくなって来るのです。
それを甘く見ていた。
私は去年より早く、落水をしたのですが、ゲリラ豪雨と金曜~土曜日の雨でトロトロ層がトロトロになった。こんなときは何もせず、トロトロ層をいじらなければ隙間から水分が減っていくのですが、あまりに多く水溜りができていたので、つい、鍬で水を出そうといじったのが悪かった。いじったところが悪く、工場の建物の影になる部分だった。
いまだに、いじったところはトロトロ状態で、コンバインが入れません。全面刈りなら乾いたところから入り、倒れた部分は、刈りやすい方向から刈ることができる。しかし、我が家の旧型で乾田用(キャタピラの巾が狭い)の中古ではトロトロ層に埋没し身動きがとれなくなるでしょう。こうなると大変で数人ががりで数時間かかる土堀作業となる。
百姓殺すには3日も雨が降ればいい
運を天気まかせで待つしかない。
田んぼに影ができるのがこれほど影響を与えるのか嫌というほど知らされた。

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