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2011年3月14日 (月曜日)

勢至菩薩と東北沖地震

父の1周忌法要勢至菩薩(せいしぼさつ)にかかわる法話があった。

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地震、雷、火事、と怖い物のたとえで、地震が1番です。(親父は消滅した。笑い)
地震は、いつ来るか、分からない不安は他の恐怖に比べても断然怖いのである。
平凡な暮らしを突然破壊してしまい、不幸のどん底に叩き落す。
神も仏もないものか? と叫びたくなる。気が変になる。

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普通の人は地震に怯えながら生活していないと思う。遭遇した後は気が狂いそうになり、パニックで亡くなったかたもおいでる。

仏教では諸行無常なれば今を懸命に生きなさい と教えています。
いつ死ぬか分からない、死んだらどうなるのだろう と不安の日々ではなく、行き先を定め 後生の一大事を信じる心を持てば、心安らぐ 安穏な時をもてるのではないでしょうか? といふのが結論です。

法話では、勢至菩薩が歩いた、という。
勢至菩薩の力の強さは足をなげだしただけで大魔王の宮殿がゆらぐほど勢いが大きいといわれています。

浄土真宗
浄土三部経 ①無量寿経(法蔵菩薩四十八の誓願)②観無量寿経 ③阿弥陀経
の②観無量寿経に勢至菩薩の願いが書かれている。

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勢至菩薩は大勢至菩薩の略称で阿弥陀如来の右の脇待であります。
浄土三尊の一尊として智慧の光あらゆる者を照らしてその苦を除く菩薩です。
お姿は観世音によく似ていますが頭の上に宝瓶(ほうびょう)を戴いていられる点が違います。

浄土真宗2
 高祖親鸞聖人御在生のとき、末代の門弟等、安置のためにさだめおかる、本尊あまたあり、いはゆる六字 の名号、不可思議光如来、無碍光仏等なり。
 つぎに三菩薩のなかに、勢至は浄土の菩薩、等覚のくらひなり。
かるがゆへに中尊とす、龍樹天親は穢土の菩薩なり、それにとりて、出世の前後により、地位の高下につきて、左右に居したまへり、まづ勢至菩薩は、阿弥陀如来の右脇の弟子なり。
  彌陀の慈悲をつかさどれるを観音となづけ、彌陀の智慧をつかさどれるを勢至と号す。
かるがゆへに、十方世界に念佛三昧のひろまることは、これ勢至のちからなり。
がるがゆへに「首楞厳経」には「念佛のひとを摂して浄土に帰せしむ」ととけり、

真言宗での勢至菩薩

一周忌を司る仏様が、勢至菩薩で、十三仏信仰の中でもあまり知られていません。
阿弥陀仏三尊のひとつとして阿弥陀如来の脇侍尊として観世音菩薩と一対となって、極楽浄土へと亡者を導かれるのです。
観世音菩薩が人々を救済する慈悲を表されるのに対して、智慧を施されるのが勢至様となります。
勢至とは、「大いなる智慧の勢いでもって、人々の仏智仏性を聞き、悟りに至らしめる」ということです。

「観無量寿経」の中には
「知恵を持って遍く一切を照らし、三途を離れしめて、無上の力を得せしむ故、大勢至と名ずく」とあり、
この三途とは、火途・血途・刀途で、迷いと戦いの世界のことで、三途の川とは、三瀬川・葬頭川・渡り川とあって亡者の罪の軽減によって渡る川があり、その苦しみから、知恵を持って救い、その亡者を仏道に引き入れ、正しい行いをさせる菩薩なのです。
「薬師如来本願功徳経」には、八大菩薩のおひとりとして、臨終した人を天空から来臨され、浄土の道を教授して導かれ、宝蓮華として化生させるとあります。

それが「来迎図」として表され、観音様・弥勒様などと共に来迎されています。
その中で合掌されているのが勢至様です。仏像のお姿は、蓮台に座して合掌されることが多かったようですが、鎌倉時代以降は、立像で合掌されるお姿に変わってきました。

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「図像抄」における大勢至菩薩のお姿は頭の額に、仏塔を表された宝冠を戴かれ、右手の親指・人差し指を伸ばされ、他の指は軽く屈する印を結ばれ、左手には未敷蓮華茎を持たれています。
この未敷蓮華茎は「大日経疏」によれば、「衆生の心の中に大いなる慈悲の蓮華を発育され、清い善お心を譲り増長させる」と説かれています。
独立した尊格として人々の中で信仰が広がることが少なく、独立像で建立されることも少なかった仏様でありますが、仏教本来の持つ教えと姿勢を、正しく単刀直入に、わかりやすく導いてくださる仏様でありましょう。

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十三佛(真言宗)

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故人の法要でその冥福を祈る供養の本尊とされる十三体の仏、菩薩、明王。
十王に三王を加えたもの。

●不動明王 初七日 ●釈迦如来 二七日
●文殊菩薩 三七日 ●普賢菩薩 四七日
●地蔵菩薩 五七日 ●弥勒菩薩 六七日
●薬師如来 七七日 ●観音菩薩 百ヶ日
勢至菩薩 一周忌 ●阿弥陀如来 三回忌
●阿閃如来 七回忌 ●大日如来 十三回忌
●虚空蔵菩薩 三十三回忌

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