ドイツの太陽光発電問題
ドイツは自然エネルギーへの転換を目指している。
今日の朝ラジオで聴いたニュースで太陽光発電が問題になっているらしいのだ。
問題は2つあり、
1.太陽光発電はコスト高
再生可能エネルギー普及のため早く設置したほうが電気の買い取り価格が高い方針を打ち出しているが、太陽光はコスト高となるため、買い取り価格が他の再生エネルギーより高くしないと採算がとれないので、差額は国民負担増となり、電力の4%しか賄えない太陽光発電を再生可能エネルギーから外せという世論がでている。
2.ドイツの太陽光発電パネルメーカが倒産
効率より価格が重視され、中国製の低効率のパネルが設置され、ドイツ国内のパネルメーカーが倒産に至った。
日本でも同様の有様である。サンヨー電機のパネルは国内1の効率であったが、1戸分の価格が約100万円高くなるので、他メーカーだと効率はわずかに劣るが安いので、サンヨーは倒産した。パネル付きの戸建てが売り出されているがもしかして中国製だったらと思うとゾッとする。
ドイツは太陽光発電効率向上の研究に努め、他のエネルギーに重点を置くらしい。
パネルの効率は開発当初2%ぐらいだったのが、今は20%を超えるようになった。これはすごい進歩で、コストを抑え、更に効率を上げるのは限界にきていると多くの科学者がいっている。(ドイツの本音は太陽光発電を外したいのでしょう・・・多分)
コスト高の補足です;
太陽光発電パネルは30年が耐用年数であり、10年ごとにコンバーター、バッテリーを交換・修理することとなる。
また、30年後にゴミ処理問題が発生する。
風車も同様だが洋上の大型だと発電量が大きいし、ドイツの気象から考えると太陽光が最悪で、風力より劣るようだ。
もっとも低コストなのは水力である。
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