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2012年5月 2日 (水曜日)

日本のエネルギー政策(3)一応終わりとする。

日本のエネルギー政策は、
(1)エネルギーの使い途の優先順位をつける。
(2)最優先は石油化学製品の製造であり、それに使えるナフサの確保に努める。

(3)石油は軽いもの(ガス)と重いもの(重油)だけを燃料とする。

(4)ナフサを少しでも多く石油化学に回す。

電気自動車等の電力は安全に改修した原子力発電に頼るしかない。
残念ではあるが、これが現実であり、好き嫌いのレベルではない。
原発がどうしても嫌なら死ぬしか無いが、石油を使った火葬はできないのは覚悟してください。間伐材で野焼きshock spaをお勧めします。(o^-^o)sign03

説明
 電気、ガソリン、軽油、灯油、プラスチック製品、化繊・・・などは、エネルギーという視点から見れば同じです。


 発電電力エネルギーは総エネルギー需要の約23%、すなわち日本では使うエネルギーの約4分の1を電気エネルギーの形で使っています。

発電エネルギーの70%近くが重油や天然ガス、石炭を中心とした化石燃料を使った火力発電です。

日本の最も貴重なエネルギー源は「石油」なのです。
なかでもナフサが重要です。
ナフサの取引市場があるほどですから。

◎石油とは、From Wikipedia
 成分のほとんどは炭化水素であり、色々な炭化水素の混合物から構成されている。その他、硫黄化合物、窒素化合物、金属類も含まれている。
工業的に有用な石油製品を作るためには、分留によって成分を分ける。精製することにより、天然ガス、ナフサ(ガソリン)、灯油、軽油、重油、潤滑油、アスファルトなどが製品として得られる。
我慢して 石油についてもう少し勉強しましょう。

1. 天然ガス
天然ガスは沸点が30℃位までであり、常温よりも沸点が低いため、ガスとして分離する。主な構成成分は、メタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタンなど。
▪ CH4 (メタン、 ) 沸点 -107℃
▪ C2H6 (エタン、) 沸点 -67℃
▪ C3H8 (プロパン、) 沸点 -43℃
▪ C4H10 (ブタン、) 沸点 -18℃

2. ナフサ
 ナフサは沸点が30-200℃程度のものであり、粗製ガソリンとも呼ばれ、炭素数5-12位である。
 炭素数5 - 7の範囲の鎖状炭化水素は、完全に軽質で、蒸発しやすい透明な性質の軽質ナフサになる。
ナフサの留分は溶媒、ドライクリーニングの溶剤あるいはその他の速乾性の製品に用いる。ベンジンホワイトガソリンはナフサから作られる石油製品である。
 炭素数が6-12位までのナフサは、重質ナフサと呼ばれ、水素化精製、接触改質などを経てから配合調整されガソリン(炭化水素の種類は数十から数百に及びます。 複数の石油成分をブレンドし、添加剤を加えて作るため、石油製品の中では最も複雑な製品ともいわれています。 )として精製される。

3. 灯油・軽油
 炭素数10 - 15の範囲の炭化水素からケロシンが作られジェット燃料に用いられる。炭素数10~20の範囲からディーゼル燃料(軽油)と灯油が精製される。
 *最近、自動車に買い替え、セルフスタンドで油を入れる人が増えたそうです。軽自動車はガソリンですよ。 でも、ディーゼルの軽自動車欲しいな!

4. 重油
 沸点320℃以上の蒸留で船舶のエンジンなどに用いられる重油が精製される。

以上の石油製品は常温で液体である。

5. 残油
 常圧蒸留で蒸留できない残油は、減圧蒸留(真空蒸留)する。潤滑油と半固体の油脂(ワセリンを含む)は、炭素数16から炭素数20の範囲である。
 炭素数20以上の鎖状炭化水素は固体であり、パラフィンワックスを皮切りに、タール、アスファルトの順である。


常圧蒸留留分の名称と沸点(℃)を示す:
石油エーテル :40 - 70℃ (溶媒用)
軽ガソリン :60 - 100℃ (自動車燃料)
重ガソリン :100 - 150℃ (自動車燃料)
軽ケロシン :120 - 150℃ (家庭用溶媒・燃料)
ケロシン :150 - 300℃ (ジェット燃料)
ガス油 :250 - 350℃ (ディーゼル燃料/軽油/灯油)
潤滑油:> 300℃ (エンジンオイル)
残留分:タール、アスファルト、残余燃料

以上です。

さて、石油のなかで最も貴重なものは、「ナフサ」なのです。

「ナフサ」【プラスチック処理用語辞典より】
 石油成分中のガソリンと灯油の中間の沸点にある粗製ガソリンで、熱分解することにより石油化学製品の原料となる。原料であるエチレンやプロピレンなどからプラスチックができる。


 ナフサは石油の中に20%くらいしか含まれていません。
それでは絶対量が足りないため、可能な限り重油を水素で分解してナフサもどきを作っている。
当然、作るためにはエネルギーが必要です。

◎ ナフサを作るための発電エネルギーはどうするか? 

(1)コストの安いもの

(2)ナフサに回せないもの

(3)不足分は原発で

という順に使用するしかないのではと思います。

具体的には安価な順、ナフサへの転用性の低い順に並べると、
  水力>残重油>原発>天然ガス>石炭
の順で発電することになる。

まず安価な水力発電をフル稼働(夜間の揚水など)し、次に重油を最大限分解し石化に回したあとの残重油を焚く。
続いて原発はフル稼働、天然ガスも使い切る。
それでも不足するので最後はコスト高ではあるが可採年数の長い石炭で発電ということになると思います。




石炭で発電するようになると、産業革命のロンドンのようになるのでせう。
マスクは必需品となりますね cloud bearing

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