« ホルムアルデヒドで断水 | トップページ | 秤を買う アナログorデジタル »

2012年5月20日 (日曜日)

ポータブルストーブ

昨日の投稿の最期にメタに触れたら、急にキャンプで使ったのを懐かしく思い出しました。
そこで、ポータブルストーブについて個人の思いでをかくことにした。

幼少、学生時代、家族キャンプなどで活躍した様々なストーブがランダムに登場します。

1.かまど、火鉢、七厘
 かまどはいえの調理用器具であり、焚き付けは子供のころに教えられ、お婆さんのように煙も出さず薪を燃やせるようになるには数年かかった。
焚き付けの落ち葉や、木切れは山で小木葉かきして持ち帰る。主に晩秋の仕事だった。祖父が家を建てた時に植えた松の木などが大きくなり、腐葉土も無い状態であった。管理された山林で梅の木、枇杷、夏みかん、ハッサク、蕗、ヤマブドウ、キノコなど季節の恵み豊かであった。
祖父の松の木、矢竹などは100年経てば家の立て替えに備えて植林したものである。
まさに先人の知恵であるが、ガスの普及に反比例して山へいかなくなった。山は腐葉土が溜まり、松の木の下を湿らすほどになり、藤葛がそこら中の木を覆い尽くすようになった。
やがて、松食い虫で木が枯れ果ててしまった。
いまや、山はジャングル化しており、自分の山までの道も分からなくなっている。

火鉢も家にあり戦後なので銅製や鋳物のたぐいは供出でなくなっていた。信楽焼きと思われる姥口のサイズ違いが数個あった。
炭を継ぐのは祖父の担当だった。灰の中から昨夜の小さな種火を取り出し、消し炭を足した後、堅炭を並べておけば薬缶で湯が沸くのを待ちながら煙管で一服している様は幼い心の中で「かっこいい」と思っていた。
祖父の年になれば僕もやりたいと憧れ、桐の火鉢などを数個古物商から求め、保管しているが「時代錯誤」と家族からたしなまれ未だ実現していない。

焼き物は七厘の仕事であり、火起こしも僕の仕事であった。
団扇は必須道具であり、下の空気口からだけでなく、上から扇ぎ、炭の臭いがなくなり、表面が白くなれば準備完了である。
7厘の火起こしに煙はつきものであり、雨の日でも戸外でやっていた。

後年、僕が買ったものに能登の切り出し7厘がある。贅沢とは思ったが、練り物とは火起こし、火持ち、風合いなどが違い十分価値ある買い物であった。
この7厘は鉄板のバーベキュウーセットより早く準備ができるのでキャンプで大活躍した。
家庭で使っている鍋などと7厘さえあればキャンプ用品を買う必要は無いでしょう。

2.登山
 学生時代低山登山をしており、部室に灯油のプリムス・ストーブがあったが、時代物で手入れもしていないため満足に使えたことがなかった。
プリムス・ストーブのバーナーヘッドは灯油が炎の中をループして自動的に気化が促進される構造となっており、着火する際にはこのバーナーヘッドを予熱する必要がある。この予熱作業はプレヒートと呼ばれ、主にメタアルデヒドなどを用いていた。
Swissmeta

アルコールの固形やゲルはいまでこそ百円ショップで買えるが、当時はメタに頼っていた。
つらかったのは、本着火前の燃料タンクには圧力が掛かっていない為、プレヒート作業前と本着火の際には燃料タンクに取り付けられた加圧ポンプを操作してタンク内に圧力を掛ける必要がある。タンクが大きくポンピング回数は並大抵ではなかった。

少人数ならガソリン式ポータブルストーブが小さく着火もよかった。払い下げならコールマンだが部室に真鍮製のスヴェア123
123

がありこれを先輩は名器と自慢していたが、加圧ポンプがなく、プレヒートはアルコールやガソリンをタンクに直接振りかけて点火するという荒っぽいものでテント内でやれなかったが、強風時は止むなくテントないでやり、テントを燃やしてしまった方も多いと思われる。

今は、燃料がガスなので簡単、安全です。しかし、良いことがあれば同時に悪いこともあるという「正負の法則」によれば癖のあるストーブが一発で着火したときの喜びは失せた。

ガスストーブは気化熱によりガスボンベに氷や霜がつき燃焼が悪くなる傾向があるようです。これも改良されていますが、いざという時はボンベを火で暖めてやります。暖めすぎると爆発します。お湯につけるのがいいでしょう。

3.サイクリング、ハイキング
 日帰りサイクリング、ポタリングで休憩するときは入れたてのコーヒーが欲しいですね。
固形燃料かアルコールならトランギア製がいいでしょう。
Photo

僕は釣り具屋でアウトレットのアルコール燃焼器具を買いました。小さな穴があいているだけなので、空き缶で自作も簡単にできます。

4.薪、ペレット
 地球に優しく、日本で入手しやすいものは薪でしょう。
究極の燃料です。
副産物として炭、木酢、竹酢も仲間です。

戦時中の薪バスの燃焼方式を利用したのがロケットストーブです。
燃えだすと完全燃焼にちかく、オンドル式の簡易床暖房も可能です。昔からの薪ストーブより効率がいいのでメーカーさんも研究して欲しいものです。

メガソーラーや怖い風車はある面では地球に危ういものですが、昔からの薪は山を健康にし、間伐まで出来れば最高です。

薪ストーブと火鉢、囲炉裏のある部屋で冬は冬眠するのをめざしていますが、高齢者になりつつあり、薪割りができなくなるまでにどれか1つでも作りたいものです。


|

« ホルムアルデヒドで断水 | トップページ | 秤を買う アナログorデジタル »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ホルムアルデヒドで断水 | トップページ | 秤を買う アナログorデジタル »