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2012年6月19日 (火曜日)

マイクロ水力発電

マイクロ水力発電の明確な定義は存在しないが、制度上は200kW未満の発電設備について、ようやく各種手続きが簡素化されるため、仮に、この規模のものを総称してマイクロ水力発電とする。

 マイクロ水力発電の利点は、ダムや大規模な水源を必要とせず、小さな水源で比較的簡単な工事で発電できることだ。
 山間地、中小河川、農業用水路、上下水道施設、ビル施設、家庭などにおける発電も可能であり、マイクロ水力発電の未開発地は無限にある。

マイクロ水力発電の欠点は、技術上の問題はほとんど解決されているものの、法的な規制が普及を妨げている。
水力発電事業は電気保安規制、水資源利用規制、主任技術者の選任義務等、多種の規制がある。
前にも書いたが、水力の許可を取るのに専門家で3年はかかる。

水は人間が誕生する前からあり、利用したのも最初であろうから、命の源である水の権利、しがらみは、網の目のように張り巡らされているからです。


設置場所
 マイクロ水力発電の大きな特徴は設置場所にある。
 装置が比較的小さいため、ある程度の水量さえあれば設置が可能である。
▪ 農業用水路
▪ 砂防ダム
▪ 浄水場
▪ 下水処理場
▪ 工場排水
▪ 高層建築物(エネルギー回収システムとして)
▪ 洗面やトイレの洗浄水


利 点
  ・ ある程度の水量があれば、基本的にどこにでも設置が可能。
・ 太陽光発電、風力発電と比較して、天候等による発電量の変動が少ない。
・ 大型水力発電より、生態系を脅かす心配が少ない。
  ・ 落下力を使うので、何度でも使い回しが出来る。

欠 点
▪ 発電規模によっては、大型水力発電と同種の法的手続きが必要なため設置には大きな労力を必要とする。
▪ 河川などには落ち葉やゴミ等が流れてくるので、その撤去等のメンテナンスが必要となる。
▪ 異常気象等、降雨量が少ない場合に安定した電力が得られないこともある。
▪ 設置時の工賃や機材のイニシャルコスト、メンテナンスにかかるランニングコストを考えると、採算性が低い。

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