« 2012年3月25日 - 2012年3月31日 | トップページ | 2012年4月29日 - 2012年5月5日 »

2012年4月 6日 (金曜日)

日本のエネルギー政策(2)

原発の停止時の代替エネルギーはなににするのか?

いま、受けのいい再生可能エネルギーでいいのか?

だとしても、それまでのつなぎは石油、ガスだけでいいのか?

1.太陽光発電についてはドイツの例でわかるとおりお金がかかる。

 知事が集まって太陽光発電普及の会があります。事務局はソフトバンクの孫氏です。
 国に対して要望をだしていますが、本当に太陽光発電でいけると考えているのでしょうか?
 ビジネスとして成立できる+αの目論みがあるのでしょう。

ドイツも止めるという太陽光発電コストを計算した方の答は、
 ・日本の総発電電力量の1%程度しかカバーできない。
 
・原発の総発電電力量の4%程度しかカバーできない。
 ・屋根置き型6畳パネルの価格は、設置料込みでおよそ100万円として、これを全国3500万軒の屋根に載せると、単純計算で35兆円のお金がかかる。
 ・同じ電力量を確保するのに太陽光発電は原発の20~30倍以上の初期投資がかかる。

 以上から、太陽光発電普及は市場原理に任せるのがドイツの例から見ても妥当と思われます。
 国が補助金を出すレベルではないでしょう。
 屋根にパネルが乗っているお家は皆お金持ちです。


2.原発の安全を目指す研究をする。

 フクシマは軽水炉。原潜は重水炉。 などというのを今回の事故で知りました。
 炉にもいろいろな方式があり、軽水炉、高速増殖炉、溶融塩方式など今後もより安全な原子力の技術開発をすべきだと思います。

 なぜなら、すでに我が国や隣国には炉があり、とくに開発途上国は原子力に頼るしか道はないと判断しています。
 今後、原子炉は増えるのです。
 開発途上国などは安全コストを落とした炉を作る可能性が高いと思われます。それなら、なおさら原子力を安全に使う方向での技術開発は必要だと思うのです。

 もはや、人類は原子力から逃れられないところへ来てしまっているのです。
 奇麗ごとではすまされないのです。

| | コメント (0)

日本のエネルギー政策(1)

 再生可能エネルギーに取り組む知事の団体について、ブログに報道内容の抜粋を載せました。
「原発か自然エネルギーか?」 これは、電力だけの問題であり、国のリーダーから今後のエネルギー全体政策について明確にされたことがありません。

石油からは、プラスチック類を優先して作り、最期に残った物を燃やす、と云ったたぐいの発言はどこかにあるのでしょうが、公表されていません。
 エネルギー政策全体の中で発電エネルギーは何にするのかといった議論が展開されなければ意味がありません。
 最近の国会中継の議論は「100%安全といえるのか?」といったヒステッリックな発言が飛び交い、説明できない大臣が、密かに原発再稼働を進めているようです。

「フクシマ」事故の整理
「フクシマ」と表記することに賛否があるようですが、「ヒロシマ、ナガサキ」と同様に人間が侵した放射能の汚染地帯という意味合いで使用します。
 
「フクシマ」事故は人災の比重が高い。
 地震・津波は「天災」ですが、原発事故は半分以上「人災」の可能性が高いため、それぞれ違った問題を含み、対策が違ってくるからです。

 石油精製工場では重油を分解する時に大量の水素を使いますから、水素発生装置という大きな装置を備えています。しかし人間の作った装置ですから、事故を起こして水素が漏れる恐れは常にあります。その水素漏れが、石油プラントでは一番恐ろしいのです。

 目に見えない水素が高温高圧で漏れているところにうっかり手などを出すと、手に穴が空く! ヘルメットも全く役に立たない、胸に当たれば即死です。

 また、水素が漏れると、いつ爆発するか、どれほどの爆発が起こるのか、誰にもわかりません。
水素が漏れるというのは最も危険なことなのです。

 原発で水素が発生すること自体の危険性は石油精製プラントの比ではないのです。
水素爆発が起こってそこから漏れた水は高温で全部水蒸気になり、放射性物質を含んで拡散しますから、圧力容器が損壊したのと同じような危険となります。
だから、絶対に水素爆発前に手を打たねばならない。

石油会社などは長い経験から「事故は必ず起こるものだ」という前提で物事を考え、「事故が起こった時にいかにして被害を最小限に食い止めるか」に全力で対処しているのです。
パイプが迷路のようになって、所々で水蒸気が吹き出し、小さな炎が出ている工場を見たことがあると思います。素人は大丈夫だろうかと思いますが、迷路のようなパイプラインに意味があるのだそうです。
それは、万が一、事故が起こっても、被害を最小限に抑える方策だそうです。

また、
意志決定システムは海軍と同じように「現場主義」で貫かれています。
一刻を争いますから、現場のトップ(それが管理職でなくとも)が判断して実行します。その責任はトップがとります。

 ところが、日本の原発村の「事故」に対する根本思想は「事故は起こらないもの、絶対に起こしてはならないもの」という安全神話とよばれる考え方が間違っているのです。
だから今回のフクシマも情報がなく、現場では上司にお伺いをたてていたのでしょうか? 挙げ句、動いてはならない総理がヘリでフクシマへやってきて現場の邪魔?をするとはなんとも驚きです。

フクシマ第2原発が危機一髪で被害を免れたことをニュースで知ったのはかなり経ってからでした。
フクシマの情報はマスコミ操作しているかのごとく少なく、遅いのです。CNNが一番早かったのではないでしょうか。
フクシマ県民は数日経って事故を知ったようです。
総括はきちんと謙虚に行い、公表するのが世界の常識でしょう。

| | コメント (0)

ドイツの太陽光発電問題

ドイツは自然エネルギーへの転換を目指している。
今日の朝ラジオで聴いたニュースで太陽光発電が問題になっているらしいのだ。

問題は2つあり、
1.太陽光発電はコスト高
 再生可能エネルギー普及のため早く設置したほうが電気の買い取り価格が高い方針を打ち出しているが、太陽光はコスト高となるため、買い取り価格が他の再生エネルギーより高くしないと採算がとれないので、差額は国民負担増となり、電力の4%しか賄えない太陽光発電を再生可能エネルギーから外せという世論がでている。

2.ドイツの太陽光発電パネルメーカが倒産
 効率より価格が重視され、中国製の低効率のパネルが設置され、ドイツ国内のパネルメーカーが倒産に至った。
 日本でも同様の有様である。サンヨー電機のパネルは国内1の効率であったが、1戸分の価格が約100万円高くなるので、他メーカーだと効率はわずかに劣るが安いので、サンヨーは倒産した。パネル付きの戸建てが売り出されているがもしかして中国製だったらと思うとゾッとする。

ドイツは太陽光発電効率向上の研究に努め、他のエネルギーに重点を置くらしい。
パネルの効率は開発当初2%ぐらいだったのが、今は20%を超えるようになった。これはすごい進歩で、コストを抑え、更に効率を上げるのは限界にきていると多くの科学者がいっている。(ドイツの本音は太陽光発電を外したいのでしょう・・・多分)

コスト高の補足です;
 太陽光発電パネルは30年が耐用年数であり、10年ごとにコンバーター、バッテリーを交換・修理することとなる。
 また、30年後にゴミ処理問題が発生する。
 風車も同様だが洋上の大型だと発電量が大きいし、ドイツの気象から考えると太陽光が最悪で、風力より劣るようだ。
もっとも低コストなのは水力である。

| | コメント (0)

« 2012年3月25日 - 2012年3月31日 | トップページ | 2012年4月29日 - 2012年5月5日 »