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2012年5月26日 (土曜日)

繊維素材:ヘンプ Hemp

麻といえば、繊維の素材でリネン、苧麻、ラミー、ザイル麻などを連想する方がほとんどだと思われます。
ヘンプを真っ先に連想する方は珍しいでしょう。お店で「麻の服ありませんか?」といふとリネンのものを出されます。シャリ感があるので、表示にリネンとあれば良いのですが、「麻」と書かれています。
ぼくは、再度「ヘンプが欲しいのですが?」といふと、若い店員は困ったような表情になるのです。
ぼくは、大麻山の麓に住んでいるのにヘンプが手に入らないのです。

ヘンプは大麻の繊維です。
ヘンプとそれ以外のリネン等とは植物学上も別分類の植物なのです。

大麻といえば、マリファナを連想し、いけないものだから法律で栽培を禁止されていると思っていませんか?
そのとうり、産業用であっても世界中で禁じられています。

繊維表示に麻と書かれていたら、大抵リネンです。そして、そのメーカーは麻に対する理解がされていないことを自ら暴露しているのです。

産業用大麻は繊維が長いから丈夫で、年中着用できます。
人類との歴史も繊維では最も古くから利用されてきました。
その後、絹が作られ、平安時代中期頃に綿が伝えられました。

は高貴なお方のみ着用を許され、日本のシルクは戦後までジパングの貴重な輸出品でありました。

綿は平賀源内などが栽培方法を研究し、江戸時代中期になってやっと庶民にも広まったようですが、害虫に弱く、そのため高価であり、大麻が庶民の繊維であり続けたのでしょう。
津軽の刺し子は大麻の着物に綿糸をがらのやうに縫いたし保温を増した庶民の知恵の産物です。

ヘンプを扱っている熱心な業者は今、質の良いヘンプが入手できない状況です。

USAのパタゴニア社はフリースを10年かけて開発し、100%リサイクルにこだわっています。だから、高価になります。
綿はオーガニックしか扱いません。
ヘンプは中国の高品質しか使いません。

【以下にヘンプについてパタゴニアのHPから】
 パタゴニアのヘンプは「オーガニック認定」されたものではありませんが、堆肥や家畜の糞尿、降雨など、すべて天然の成分を使用して、有機的に栽培されています。
パタゴニアのヘンプ製品は、ヘンプを100%使用したものと、PCR(消費者から回収/リサイクルされた)ポリエステルやオーガニックコットン、あるいはスパンデックスといった他の素材を組み合わせたものがあります。

 残念なことに、ヘンプを産業用に栽培することはほぼ世界中で禁じられています。
活動家や実業家、あるいは農業経営者たちは、そういった法律を変えようと一様に強く働きかけていますが、政府関連機関の大部分は依然として懸念している状況です。
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パタゴニアは現在、中国から品質の高いヘンプを輸入していますが、ふたたび世界のどこででも自由にヘンプを栽培できる日がやってくることを願っています。

環境的な利点
・ 灌漑の必要がない

・ 農薬や化学肥料を必要としない

・ 人間の手で収穫と加工を行っている

機能的な利点

・ 地球上でもっとも丈夫な天然繊維のひとつ

・ リネンのような美しいドレープを描く



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2012年5月25日 (金曜日)

今日は戸籍の名前に俗字を残すとした日

平成9年の今日、国はそれまで平成2年10月20日付け法務省民二第 5200号通達に基づき「戸籍の姓名は強制的に俗字を正字に変更する。」と強行に主張していたが、「やーめた。今までどうり勝手にしろ・・・」と開き直った日です。

注;1)「正字」・・・一般に「康煕字典」で標準とされる文字を「正字」としている。国は「常用漢字表などに記載される文字」も正字としている。
  2)「異体字」・・漢字には峰と峯のように字音も意味も同じであるが、字体が異なる文字があり、標準的な字体に対してそれと異なる字体の文字を「異体字」としている。
  3)「俗字」・・・「俗字」は正字に対して通俗なもの、誤って書かれたとされる文字である。
 字画を省いた「略字」(卆、躰・・)、付け足したり、点画や線の場所・長さを間違ったりした文字を「俗字」と読んでいる。
 また、「常用漢字の新字体」にはこの「略字」をつい採用してしまった例が多い。


俗字の話を進めましょう。
例えば;
の俗字は土+口の土よし(大手牛丼屋)が有名。
の俗字は嵜、﨑・・です。

嵜は﨑の異字体です。
嶋も島の異字体です。

なんかややこしいでしょう。

問題は本人確認の場合に現れてきます。
同一人か否かの判断について弁護士3名の意見は次の通りです。

1.A弁護士
  「●崎●●」を「●﨑●●」と同一人だと思って取引したところ、後に真正な「●﨑●●」から売買無効の訴えが‥ という事態を想定することもありえます。
この場合、「崎」と「﨑」が「正字 - 俗字・誤字」の関係にあるか否かは大した問題ではなく、「●崎●●」を「●﨑●●」と同一人と判断したことについて合理性が認められるかどうかが重要な点になります。

2.B弁護士
  不動産登記申請は「崎」でもパスしますから、その場合登記簿と住民票の不一致をもって別人と断定することは出来ないと思います。
不一致の原因がもし登記官の錯誤によるものであれば尚更です。

 なお、仮に両者の文字が完全一致している場合でも、登記簿には所有者の生年月日の記載はありませんから、一応同一人と推定は出来ても断定までは無理です。
同姓同名の赤の他人の可能性はゼロではありません。

3.C弁護士
 「大のところが立」になっている「崎」の字は、「崎」の俗語に登録されています。

 恐らく、この方は登記簿で正式な漢字を、住民票には俗字で登録したのだと思われます。これは、ヱ、ゑなどの旧字体なども、「エ」に書き換えて登録する場合もありますから、俗字の使用も同様だと思います。

 登記簿と住民票は同じ表記でなければならない、という規則があるのであれば、訂正した方がいいですが、そうでなければ、そのまま同一人物と見なして問題ないと思います。

縦割り行政
の弊害
・漢字について、当用漢字、常用漢字は文部省管轄である。

・戸籍の電算化については、法務省管轄である。

・コンピュータの漢字コード管理は通産省管轄である。

戸籍の電算化

 戸籍の電算化に伴い、相当数の誤字が正字に統合修正されました。あくまで本人の異義があった場合のみが、もとのままなのです。

 一方、登記簿についても、現在かなりの登記所が登記簿は磁気ディスクをもって調製されているコンピュータ庁となっています。もともとは紙ベースのものを入力したものになりますので、入力時の間違いが皆無であったとはいえないと思います。
 
社会保険庁でもそうであったことを考えると相当数の間違いがあっても不思議はないかもしれません。
「﨑」を「崎」と混同して入力した可能性は十分考えられます。


戸籍の電算化の詳細は
戸籍の電子化にあたっての名前表記問題
を読まれたい。
 矛盾と苦労の作業が分かります。




●私の実際〜「﨑」
 
「﨑」でメールを送信あるいは会員登録すると文字化け空白 になる可能性があります。
私の経験では80%は駄目です。

(Macのことえり)
「さき」で変換したら「嵜」はでます。
「やまさき」で変換すると「山」とでます。

(Win-XP)
「さき」で人名変換したら「」がでます。
WinはOSモデルでばらばらだった気がする。
噂では日本語処理を韓国人がやった時はひどかった。お陰でジャステムの日本語ソフトが売れたそうな。確信犯か??

●さらに、縦割り行政
のためか戸籍と免許証と自動車登録証などがバラバラな期間が相当あり、金融機関の本人確認のとき文字が違うので拒否されたことがあります。人相や声が悪かったのが更に不信をいだかれたのかしらん。人間は見た目ですから・・・。

●おまけの説明

 の俗字は土+口の土よし(大手牛丼屋)は、通産省の担当者がコンピュータの漢字コードを登録しなかっただけの話なのです。もし、担当者が吉野家のファンなら登録していたことでしょうよ。
お陰で、吉野家のHPは吉しか使えません。「よしだ」さんも「吉田」だけです。

高は、「たか」で変換すればがでるし、「たかしまや」で変換すれば「」(はしごだか)の髙島屋がでてきます。
ここいらあたりは、PCの日本語処理能力によるのでしょう。

最期に
  漢字は何がどれが正しいのかなんてことは定義できない。
 本字、正字、真名が正当といっても、
 漢字は、
「中国語を表すため、漢民族の間に発生•発達した表意文字。現在は中国•日本•韓国などで使われる。起源は紀元前十数世紀にさかのぼり、成り立ちからみて、象形•指事•諧声•会意•仮借(かしゃ)などの種類があるとされる。周辺諸国に伝わり、さまざまな影響を及ぼした。日本では、これから片仮名•平仮名などの音節文字が生み出され、「峠」「働」などの和製漢字(国字)も作られた。真名(まな)。本字。」

 象形文字から金文を経て篆書体になっても統一されず、秦は隷書を国の文字と定めたが、官吏の間では簡略化した草書の原型を使っていたが、庶民が分かるように楷書ができ、早く書くため行書へと変化した。
 戦後、漢字を簡略し、今に至っている。されど、書家は旧字というか、歴史的漢字を使っている。

頭が混乱したので・・・おしまい・・なのだ


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2012年5月23日 (水曜日)

秤を買う アナログorデジタル

農家はいろいろとハカルことが多く、上皿秤だけでも12Kg , 6Kg, 3Kg, 500g用と4台ある。
すべて針がついたアナログでYAMATUとKUBOTA製である。
プラスチック製500g用の秤が棚から落ちて壊れていた。たぶんネズミの仕業だろう。
上皿の付け根から折れているので接着できない。
DIYのお店へ行くと1Kg用で2700円する、ぼくの用途は100g~200gなのでアナログだと精度に不安が残る。
お店の方に500g用を訊ねると、「精度が高くなりますのでかなりのお値段しますよ。デジタルになさっては?」との返答があった。

我が家にもデジタルの体重計で脂肪まで計れるのがあるが、乗るたびに数字が増えているので余り信用していない。
3回乗って平均値を採っている。乗る都度100g違うのが気になる自分の性格が嫌になる。
こうした傾向は、デジタル機器に接する都度、経験してきたような気がする。

さらに、デジタルは数値を見間違うと事件へと発展する。

警官が見ているネズミ捕りのレーダは点の場所の数字が表示されるので、2車線道路の前後左右どちらかの車が加速した瞬間の数字を無線で連絡され、不幸にも逮捕された経験がかつてあり、右の車が加速したのでその数値は私ではないと訴えても処罰を受けた。
彼らはノルマをこなすため誰でもいいのである。裁判で争えばほぼ勝てると分かっていても、罰金刑で済むならと泣き寝入り人が多いのではないのかしらん。

速度計、深度計、時計などはアナログに限る。
見間違いが防ぎやすいからだ。事故を防ぐために必要なのです。人間は感覚的に針の位置とそれが指し示す数値の両方を見て判断するので、デジタルのように数値だけは危険なのです。

アナログの針がレッドゾーンに迫ると人は集中力が増える。
英国のキッチン秤にグッドデザインというかデザインを変えない優れものがあったが、今はどうなってるのだろうかしらん。

慌てて計る作業ではないので、デジタルが懐具合からして妥当だとの結論に至った。

タニタ製品で比較した。
アナログの500g用はなかったので、小型のもので2600円
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デジタル3Kg 0.5g表示の新製品KD195が24800円 Amazonなら22800円
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2012年5月20日 (日曜日)

ポータブルストーブ

昨日の投稿の最期にメタに触れたら、急にキャンプで使ったのを懐かしく思い出しました。
そこで、ポータブルストーブについて個人の思いでをかくことにした。

幼少、学生時代、家族キャンプなどで活躍した様々なストーブがランダムに登場します。

1.かまど、火鉢、七厘
 かまどはいえの調理用器具であり、焚き付けは子供のころに教えられ、お婆さんのように煙も出さず薪を燃やせるようになるには数年かかった。
焚き付けの落ち葉や、木切れは山で小木葉かきして持ち帰る。主に晩秋の仕事だった。祖父が家を建てた時に植えた松の木などが大きくなり、腐葉土も無い状態であった。管理された山林で梅の木、枇杷、夏みかん、ハッサク、蕗、ヤマブドウ、キノコなど季節の恵み豊かであった。
祖父の松の木、矢竹などは100年経てば家の立て替えに備えて植林したものである。
まさに先人の知恵であるが、ガスの普及に反比例して山へいかなくなった。山は腐葉土が溜まり、松の木の下を湿らすほどになり、藤葛がそこら中の木を覆い尽くすようになった。
やがて、松食い虫で木が枯れ果ててしまった。
いまや、山はジャングル化しており、自分の山までの道も分からなくなっている。

火鉢も家にあり戦後なので銅製や鋳物のたぐいは供出でなくなっていた。信楽焼きと思われる姥口のサイズ違いが数個あった。
炭を継ぐのは祖父の担当だった。灰の中から昨夜の小さな種火を取り出し、消し炭を足した後、堅炭を並べておけば薬缶で湯が沸くのを待ちながら煙管で一服している様は幼い心の中で「かっこいい」と思っていた。
祖父の年になれば僕もやりたいと憧れ、桐の火鉢などを数個古物商から求め、保管しているが「時代錯誤」と家族からたしなまれ未だ実現していない。

焼き物は七厘の仕事であり、火起こしも僕の仕事であった。
団扇は必須道具であり、下の空気口からだけでなく、上から扇ぎ、炭の臭いがなくなり、表面が白くなれば準備完了である。
7厘の火起こしに煙はつきものであり、雨の日でも戸外でやっていた。

後年、僕が買ったものに能登の切り出し7厘がある。贅沢とは思ったが、練り物とは火起こし、火持ち、風合いなどが違い十分価値ある買い物であった。
この7厘は鉄板のバーベキュウーセットより早く準備ができるのでキャンプで大活躍した。
家庭で使っている鍋などと7厘さえあればキャンプ用品を買う必要は無いでしょう。

2.登山
 学生時代低山登山をしており、部室に灯油のプリムス・ストーブがあったが、時代物で手入れもしていないため満足に使えたことがなかった。
プリムス・ストーブのバーナーヘッドは灯油が炎の中をループして自動的に気化が促進される構造となっており、着火する際にはこのバーナーヘッドを予熱する必要がある。この予熱作業はプレヒートと呼ばれ、主にメタアルデヒドなどを用いていた。
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アルコールの固形やゲルはいまでこそ百円ショップで買えるが、当時はメタに頼っていた。
つらかったのは、本着火前の燃料タンクには圧力が掛かっていない為、プレヒート作業前と本着火の際には燃料タンクに取り付けられた加圧ポンプを操作してタンク内に圧力を掛ける必要がある。タンクが大きくポンピング回数は並大抵ではなかった。

少人数ならガソリン式ポータブルストーブが小さく着火もよかった。払い下げならコールマンだが部室に真鍮製のスヴェア123
123

がありこれを先輩は名器と自慢していたが、加圧ポンプがなく、プレヒートはアルコールやガソリンをタンクに直接振りかけて点火するという荒っぽいものでテント内でやれなかったが、強風時は止むなくテントないでやり、テントを燃やしてしまった方も多いと思われる。

今は、燃料がガスなので簡単、安全です。しかし、良いことがあれば同時に悪いこともあるという「正負の法則」によれば癖のあるストーブが一発で着火したときの喜びは失せた。

ガスストーブは気化熱によりガスボンベに氷や霜がつき燃焼が悪くなる傾向があるようです。これも改良されていますが、いざという時はボンベを火で暖めてやります。暖めすぎると爆発します。お湯につけるのがいいでしょう。

3.サイクリング、ハイキング
 日帰りサイクリング、ポタリングで休憩するときは入れたてのコーヒーが欲しいですね。
固形燃料かアルコールならトランギア製がいいでしょう。
Photo

僕は釣り具屋でアウトレットのアルコール燃焼器具を買いました。小さな穴があいているだけなので、空き缶で自作も簡単にできます。

4.薪、ペレット
 地球に優しく、日本で入手しやすいものは薪でしょう。
究極の燃料です。
副産物として炭、木酢、竹酢も仲間です。

戦時中の薪バスの燃焼方式を利用したのがロケットストーブです。
燃えだすと完全燃焼にちかく、オンドル式の簡易床暖房も可能です。昔からの薪ストーブより効率がいいのでメーカーさんも研究して欲しいものです。

メガソーラーや怖い風車はある面では地球に危ういものですが、昔からの薪は山を健康にし、間伐まで出来れば最高です。

薪ストーブと火鉢、囲炉裏のある部屋で冬は冬眠するのをめざしていますが、高齢者になりつつあり、薪割りができなくなるまでにどれか1つでも作りたいものです。


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