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2012年2月29日 (水曜日)

人は生きているだけで価値がある

「人は何のためにいきるのか?」
「世のため、人のため何かをなすために生きろ。」
と偉い成功者と云われる方々は叱た激励します。

だた、漠然と日を重ねているのは無意味だと云っているのでしょう。
しかし、ものぐさな僕はそんな生き方はできません。

不条理な世の中を生きていくことは大変なのです。
自分でも情けなく、先のみえた人生を自殺もせず生きていくこと、これまで生きてきたことに対して自分を褒めてやりたいのです。

世の中で慎ましく程々に生きている人が大多数で、稀なる勝利者が激を飛ばすのは止めてくれと思います。

成功者と云われる人は生きている間にそうなっただけで、死ぬと忘れられてしまうかもしれません。
逆に、死んでから評価された人は長く歴史に残っているのは天のいたずらでしょうか。

宮澤賢治もその一人でしょう。
生と死を語った「銀河鉄道の夜」は死ぬまで推敲を重ねた。
病の床で手帳に書いた「雨ニモマケズ」は彼の理想の生き方だったが、できなかった過去を情けなく思いながら書いたのでしょう。
詩の最期の次ページには、南無妙法蓮華経と六菩薩名が書かれた曼荼羅なのです。

僕もデクノボウを目指しているのですが感情を露にすることが場所や場面をわきまえて出来ません。
オロオロ泣いたり、いかったりすることは、世間体を気にしてできませぬ。
まして、昨今は感情をださないクールさが求められており、感情は悪だという時世です。
それでも、シズカニワラッテいることなどとても出来ようもありません。

何事も中庸がいいですね。

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2012年2月28日 (火曜日)

エルピーダメモリの倒産

エルピーダメモリの倒産について少し書いてみよう。

(東洋経済 会社四季報より抜粋する。)
国内唯一の半導体DRAM企業で世界3位。
台湾・力晶半導体と提携。
DRAM価格が歴史的安値圏へ急落。完全な原価割れで円高も逆風。付加価値高いモバイル品すら採算とれない。微細化等コスト対策急ぐが焼け石に水。13年3月期は反動で市況底入れ。コスト減進捗。
【対 策】25%減産、一段の値下げ阻止へ追加措置も。広島生産の最大4割を台湾に移管方針。4月にかけ計1200億円の返済到来、借り換えに加え顧客へ出資要請。

さて、今日の株価は、現在値  254 円で -80安 である。
上場来高値は2006年12月に6,660円をつけている。
その後、株価は下落の一途をたどり、2008年11月305円に急落し、国に再建を求め、2010年4月には2,189円まで回復したが、上記の理由で事実上倒産となった。

以上があらましである。
DRAMは技術力は必要とせず、安いコストで大量生産すれば価格が下がる品物である。
アメリカは、DRAMは後進国に任せておけばいいと考え、自らは、CPU, MPUなどの技術力を要する半導体に特化した。
それでも、インテルは膨大な利益を得ていない。利益は研究費に消えてしまうからである。

日本も、基礎技術の研究に資本を傾注すべきであったにもかかわらず、DRAMの生産に没頭してしまった。
2008年に危機を迎えたときに中止すべきであった。
どんな理由があるかは不明だが、国は救済に舵をきった責任は免れない。
技術立国日本に陰りがきていたのを見逃すほど政治家は馬鹿ではなかろうと思う。

もっと云えば、エルピーダメモリを1998年に日立、東芝、NECなどが作って自らはDRAMの生産から手を引いた行為がおかしいのである。
素人の僕でもその時代は、韓国、台湾が主流になってきたときである。だから、大手各社はDRAMから手を引いたのであろう。

デジカメの素子もサンヨーが世界市場を席巻していたが、500万画素まで作りそれ以上の画素数をめざさなかった。それ自体は、印刷メーカも不要なので作らないことは良心的であるのだが、カメラメーカは売るために不要な画素数増加で素人を騙す商売を行った。そのためには、安い素子を台湾など外国に求めた。
結果、サンヨーの名前は無くなってしまった。

国策のない展開である。
挙げ句、責任は誰も取らない。
あまつさえ、コスト引き下げのため、労働環境をぶち壊してしまった。

ILOは「労働は商品ではない。」と人間の尊厳を唱えています。

また、「いずれかの国が人道的な労働条件を採用しないことは、自国における労働条件の改善を希望する他の国の障害となる」(ILO憲章)

前にぼくが書いたように構造改革によって人間はロボットと同じ扱いになった。
エルピーダは倒産する必要十分条件を満たしていたのです。

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