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2013年8月24日 (土曜日)

有機農業への誤解、疑問

有機農業は、輪作、緑肥、堆肥、微生物疾病制御といった手法を利用して、土壌生産効率を維持し、病気を回避する、農業の方法である。(学者でも実践するのは難しそう)
有機農法、有機栽培、オーガニック農法などとも呼ばれる。

消費者は、有機農法は、無農薬栽培であり、安全で質のよい食べ物、自然との共生、生物の多様性を守る、環境に優しいなどといった魔法のような農法であると反射的に信じ込んでいる人が余りにも多いようです。

有機農法はそんなに簡単じゃない。
多くの問題点を抱えていることについては、私のブログで何度も申し上げてきました。

有機物とは、炭素Cを含んだ物質です。
野菜やホルムアルデヒド(酸化メチレン) CH2O、メタノール CH3OH(酒はエタノール)など、物質の多くは炭素に種々の原子がくっ付いてできています。

吸収のリスクについて、
植物が有機物を与えられると、分解し、無機質の窒素、燐酸、加里に分解されて根から吸収されます。

有機肥料は窒素に関しては緩効性肥料として作用するため、肥効を短時間でコントロールするような栽培法には速効性窒素肥料に比べて不向きであり、栽培にも習熟が必要とされる。

さらに、窒素肥料という観点からしても、温度や水分含量によって微生物による有機肥料の分解速度が異なり、制御が困難です。

さらに、更に、有機物が無機質に分解される過程でメタンガスが発生し、根を痛めるばかりか、地球温暖化について、メタンは強力な温室効果ガスでもあり、同量の二酸化炭素の21~72倍の温室効果をもたらすとされていることに、ほとんどの農民は知らないか知らないふりをしている。
よって、有機農法の田んぼは温暖化の生産場所である。

先日のブログで地下水の汚染について静岡の茶畑に油かすや魚粉をやりすぎて、地下水が飲めないことを書いております。

有機農法は、冒頭に書いたように複雑で高度な技術を駆使しなければなりませんが、消費者や多くの農民が考えているのは、「有機物を肥料として使い、農薬は出来るだけ避け、使うなら木酢液・竹酢液など漠然と安全だろう」と思っているような根拠のない雰囲気で流されているとのではないでしょうか。

広義には、有機農業は無農薬または低農薬農法までを含むみます。
現実は非農家住宅地帯では現実に粉状・液状の農薬散布はできません。
僕は化学肥料(窒素、燐酸、加里+無機質ミネラル)を少なめに使っている農法ですが、農薬はコスト高だし、一人では作業できないので無農薬です。

それなら安全かといえば、そう単純ではなく、無農薬や低農薬農法を用いた結果、病害虫防除が不十分だと病害虫に抵抗するために植物自体が作る天然化学物質の方が残留農薬などよりも遙かに毒性が強いという報告が、出されている。


栄養価について、
有機栽培の有機食品が優れているという報告があるが、化学肥料でも栽培方法によって優れたものがあるので一概に言えない。


法整備
Yuuki
      6000団体ぐらいある
国はJAS法をいじくり、有機JAS規格をつくった。
そのなかで、有機肥料の他に天然に存在する無機肥料を認めている。
有機肥料しか有機農業に用いられていないということは誤解である。

その後法令が整備された。

勇気(有機)ある方は、
農林水産省の「有機食品の検査認証制度」を読まれたい。
PDFファイルがどっさりあります。
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html


       


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2013年8月23日 (金曜日)

地蔵菩薩はすごい

地蔵菩薩とは

地蔵菩薩は地居天である忉利天(とうりてん)に在って釈迦仏の付属を受け、毎朝禅定に入りて衆生の機根(性格や教えを聞ける器)を感じ、釈迦の入滅後、56億7000万年後に弥勒菩薩が出現するまでの間、現世に仏が不在となってしまうため、その間、六道(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)を輪廻する衆生を救う菩薩であるとされる。
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     地蔵菩薩 絵像
大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で包み込み、救う所から名付けられたとされる。
一般的には「子供の守り神」として信じられており、よく子供が喜ぶお菓子が供えられている。
一般的に、親しみを込めて「お地蔵さん」、「お地蔵様」と呼ばれる。
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      法隆寺の国宝 木造地蔵菩薩
功徳利益
地蔵菩薩本願経には、善男善女のための二十八種利益と天龍鬼神のための七種利益が説かれている。

真 言
オン カカカ ビサンマエイ ソワカ(Aum ha ha ha vismaye svaahaa)

六地蔵
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   六地蔵像は墓地の入口などにしばしば祀られている。
これは、仏教の六道輪廻の思想(全ての生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返すとする)に基づき、六道のそれぞれを6種の地蔵が救うとする説から生まれたものである。
六地蔵の個々の名称については一定していない。地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の順に檀陀(だんだ)地蔵、宝珠地蔵、宝印地蔵、持地地蔵、除蓋障(じょがいしょう)地蔵、日光地蔵と称する場合と、それぞれを金剛願地蔵、金剛宝地蔵、金剛悲地蔵、金剛幢地蔵、放光王地蔵、預天賀地蔵と称する場合が多いが、文献によっては以上のいずれとも異なる名称を挙げている物もある。像容は合掌のほか、蓮華、錫杖、香炉、幢、数珠、宝珠などを持物とするが、持物と呼称は必ずしも統一されていない。


六道

六道(ろくどう、りくどう)とは、仏教において迷いあるものが輪廻するという、6種類の迷いある世界のこと。
• 天道(てんどう、天上道、天界道とも)
• 人間道(にんげんどう)
• 修羅道(しゅらどう)
• 畜生道(ちくしょうどう)
• 餓鬼道(がきどう)
• 地獄道(じごくどう)

仏教では、輪廻を空間的事象、あるいは死後に趣(おもむ)く世界ではなく、心の状態として捉える。

たとえば、天道界に趣けば、心の状態が天道のような状態にあり、地獄界に趣けば、心の状態が地獄のような状態である、と解釈される。
空海の云う 即身成仏 だろうかしらん。


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今日は地蔵盆

ため池の岸に石の朽ち落ちたお地蔵さまがあります。
かなり古く、石質が柔らかないので周りをブロックで囲ってあります。
墓地の入り口には六地蔵がおいでます。

今日は池のお地蔵様のお盆が17時から行われます。

この池で中学生の頃は毎日泳いでいました。
遊泳禁止ですが、先生も見て見ぬ振りで、見回りに来ておりました。
お陰で泳ぎが人並みにできるようになりました。
必ず、二人以上で泳ぐことが先輩方からの命令でした。
それと、お地蔵様も見守っていてくださったのですね。

今は水質が汚くなり、釣り人も来るし、遊泳禁止は厳守となっています。

地蔵盆は毎年23日夕方だけでおしまいです。
大人たちはお供え物の準備をし、
僧侶がお経を読み、
子供たちは駄菓子を貰って帰ります。

来る人も減り、な年々寂しくなります。
他の地区でも同様のようです。

高島暦では7月24日が地蔵盆、旧暦だと8月30日でした。
多分、月遅れのお盆の流れでしょう。

少し調べてみました。

地蔵盆
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       京都の地蔵盆〜豪華

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       洛北の地蔵盆〜手づくり感がいい

地蔵盆は全国的に行われている風習であるが、京都府、滋賀県、大阪府、奈良県、神戸市、三重県、福井県若狭地方など近畿地方を中心とする地域で特に盛んである。

地蔵盆(じぞうぼん)は、地蔵菩薩の縁日(毎月24日)であり、なおかつお盆の期間中でもある旧暦7月24日に向け、その前日の宵縁日を中心とした3日間の期間を指し、またそのうちの日を選んで行われる地蔵菩薩の祭のことをいう。

盂蘭盆会(うらぼんえ)とは、安居(あんご)の最後の日、旧暦7月15日を盂蘭盆とよんで、父母や祖霊を供養し、倒懸(とうけん)の苦を救うという行事である。
明治以降、太陽暦を採用してから旧暦では日にちが一定しないことから、月遅れの8月15日に行うようになった。

地蔵盆も近年では月遅れの8月23・24日に行われるのが一般的である。
初日朝に地蔵盆の用意をし、仏僧による読経、子供におやつの配布(日に一度か二度)、夜のイベント(踊りや線香花火など)。
翌日、おやつ配布、お供えのお下がり配布、後片付けといった流れが多いようである。

しかし、子供が少なくなったことや大人たちの都合がつきにくくなったりすることから、一日で終えてしまう町内や前後の土・日曜日に振り替えて行う町内が増えている。

なるほど、されど
地蔵菩薩の縁日(毎月24日)とは?

ついでに調べた。
縁日

縁日(えんにち)とは、神仏との有縁(うえん)の日のことで、神仏の降誕・示現・誓願などの縁(ゆかり)のある日を選んで、祭祀や供養が行われる日である。

主な縁日を羅列する。

  • 元三大師 - 1月3日
• 水天宮 - 毎月5日(毎月1日,5日,15日とする所もある)
• 薬師如来 - 毎月8日
• 金毘羅 - 毎月10日
• 虚空蔵菩薩 - 毎月13日
日蓮聖人 - 毎月13日
• 阿弥陀如来 - 毎月15日
• 閻魔 - 毎月16日
• 歓喜天(聖天) - 毎月16日
• 千手観音菩薩 - 毎月17日
• 観世音菩薩 - 毎月18日
弘法大師 - 毎月21日
• 八幡神 - 毎月23日
地蔵菩薩 - 毎月24日
• 愛宕権現 - 毎月24日
• 天神 - 毎月25日(天神祭)
法然上人 - 毎月25日
• 愛染明王 - 毎月26日
• 不動明王 - 毎月28日
• 大日如来 - 毎月28日
• 妙見菩薩 - 毎月1日,15日
• 鬼子母神 - 毎月8日,18日,28日
• 稲荷神 - 午の日
• 摩利支天 - 亥の日
• 毘沙門天 - 1月,5月,9月の最初の寅の日
• 大黒天 - 甲子の日
• 弁才天(弁財天) - 己巳の日
• 帝釈天・青面金剛 - 庚申の日
• 荒川遊園地前駅 - 毎月2の付く日(毎月2日,12日,22日)

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2013年8月21日 (水曜日)

墓地のあり方③終わり

「BUNちゃん先生日記」の2013年8月17日 (土) 「墓参り」最後に「散骨」のことについて書かれております。

石原裕次郎さんは海に散骨されました。
兄の慎太郎さんが法律上散骨を埋葬であるとの「お墨付き」をもらい行ったそうです。
自然を汚すこと無く骨を粉にし、花びらだけを少し手向けたそうです。
花束などは山海にゴミをすてるようなものですからやってはいけません。

あるいは、斎場(焼き場)から骨を持ち返らないのもよい。

お骨は、北の方では全部持ち帰るそうですが、南の方では一部だけ持ち帰るようです。
一部でも持ち帰れば散骨するのか、墓に納骨するのか、樹木葬として埋めるのか迷います。

結論:それなら、持ち帰らなければいいのです。墓を作る必要はありません。

寺院、神社は昔ながらの家制度に胡座をかいて、墓問題について問題視はしておりますが、進展しておりません。そもそも、神社仏閣は墓などが変化したものなのですから否定などできません。

僕の葬儀はどんな風にするかは僕は決めません。
する人が決定してくださればいいのです。
地域社会の慣習に従うのが気楽でいいのです。
何かしら変革をしようとすれば、かなりのエネルギーがいります。
そのために、遺言めいた書き物を残しておこうと思います。
だから、好きにしてくださればいい。

亡くなった父が「焼いて 粉にして 屁で飛ばせ」とよく言っておりました。
家長の義務が自由を奪いこの地に縛り付けられている我が身を皮肉って言っていたのでしょう。
含蓄ある言葉だと今になって感じております。

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墓地のあり方②

かつて、親鸞が死において「我が殺生多き遺体は鴨川の魚の餌にでもしてくだされ」と云われて往生の素懐を遂げられが、門弟たちは遺言を無視し、京都東山の鳥辺野の北、大谷に石塔を建て、遺骨をおさめた。
やがて、大谷の西、吉水の北にある地に六角の廟堂を建て、ここに親鸞聖人の影像を安置し遺骨を移した。これが大谷廟堂である。
やがて、本願寺などの立派な寺院へと変貌する。

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     大谷廟堂(善信聖人絵=重文)

墓に埋葬されていたのは、権力者などに限られていた。
庶民に立派な墓など無く、戦の巻き添えや飢饉で死んだら名前も分からず合同葬だったろうと思う。
あるいは、獣や鳥に食われて白骨となり土に帰って行ったのだろう。

盆、暮れの里帰り、墓参りなどという風習は近年のものであることは、上記からも推察できよう。

墓を建てることによって、家族制度を守ろうとした。
戦前は、家の相続は長男へすべてゆくが、家・墓などを守る義務がある。
支配者、地域社会、寺院の寺受け制度、などとともに家のために人を拘束する目的で墓は作られたのであろう。

墓とはなんと残忍な代物ではないか。


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墓地のあり方①

お気に入り の1番目だから一番下に「BUNちゃん先生日記」があります。
これは、パソコン教室の ブログ作成コースで「お気に入り」の編集方法で登録した授業の名残であります。
経験をふまえた、含蓄ある言葉が身に染みております。

まず、「BUNちゃん先生日記」をクリックしてください。

2013年8月17日 (土) 「墓参り」 と2013年8月16日 (金) 「売れない田舎の田畑や家」を読んでください。

これが全国の田舎の実態です。
旧市街も同じだろうと思います。
まず、農村から町へ働きに出る。
郊外に家を持つのが夢だった。
やがて、工場や商店は大手や外国製に取って代わられ、倒産、シャッター街となり、空き地に町中マンションが建設される時代となった。

田舎も旧市街も若者は激減し、地域の冠婚葬祭なども縮小や中止になっている。

役所に云わせれば「コミュニティの崩壊」と難しそうなカタカナ語で説明されるがその対策がお粗末だ。

「日当をやるから墓地の周囲の掃除をしろ」というもので、税金を使うからには、ハローワークに相談した形をとり、請負会社との雇用契約(真冬の8時間労働)を結ぶというものだった。
65歳以上のものにとっては過酷な労働だ。私たちの墓地は山腹にあり、雑木や竹林が迫っており、墓地が飲み込まれつつあります。
怒った住民は、協議の結果、ボランティアで休みながらマイペースでやることとなった。
これが実態です。

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2013年8月20日 (火曜日)

地下水汚染について考える

パタゴニア『Summer 2013』カタログ掲載
著者は橋本 淳司さん
版権は© 2013 Patagonia, Inc.です。

HPのサイトは 
http://www.patagonia.com/jp/patagonia.go?assetid=85246
です。 パタゴニアHPから辿れますが、難しいので以下、全文を載せます。


地下水は誰のものかという議論がある。
日本の民法では、「土地の所有権は、法令の制限内において、その土地の上下に及ぶ」と規定されている。そのため、なかには土地の所有者=地下水の所有者と解釈する人もいる。仮に地下水がコップのなかの水のように、地下の特定の場所で動かずに止まっているならば、そうした考え方もできるかもしれない。だが実際には地面の下を流れている。陸地に降った雨や雪解け水の一部は地面に染み込み、地下に浸透する。地表近くの水はわき上がって川として流れていく。地下に浸透しなかった水も、地表を流れて川になる。川はやがて海へ出る。海へ流れ出た水は蒸発し、ふたたび雨となって陸地に降り注ぐ。人間が便宜的に雨、地下水、川、海、水蒸気と名づけているが、それらはすべて水である。こうした水の循環は地球単位で行われるだけでなく、小さな単位でも行われている。



小さな単位を流域という。流域とは降った雨が地表、地中を毛細血管のように絡み流れ、やがてひと筋に収斂していく単位である。同じ流域に住む生物は同じ瓶の水の恩恵を受け、またときには洪水や渇水などの影響を受ける運命共同体に属している。最新のテクノロジー「四次元水循環マネジメントプロジェクト」を使うと流域内の水の流れを可視化することができる。
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写真は秦野市、水無川流域の地下水脈の流れを「見える化」したものだ。

このように地下水が流域の地下を網の目のように流れているなら、「地下水は土地所有者のもの」という考えは実態に合わない。

流域内の生物が同じ水を共有するということは、地下水が汚染されたら、それも共有するということだ。

汚染物質の代表が硝酸・亜硝酸生窒素だろう。
それらは農地で過剰に用いられた窒素肥料、農業排水から供給された窒素化合物が土壌中で分解されてできる。

こうしてみると農業は、貴重な食べものを産み出すと同時に、水を汚染する物質の発生源という見方もできる。



静岡県は茶の特産地であるが、主要な産地で地下水中の硝酸態窒素が高い。県が行った地下水定点モニタリングでは、茶産地の牧之原市、菊川市、掛川市、御前崎市、磐田市で基準を超過していて、これらの地点では地下水の飲用はしていない。
茶のうまさは、点てる水のうまさによるともいう。それゆえ古より茶人の水へのこだわりは並大抵ではなかった。うまい水の湧き出る泉、名高い井戸水を求め、東奔西走する茶人もいたそうだ。そうした話を思い出すにつけ、茶どころの地下水が汚染されているのは残念でならない。

静岡県では環境保全型農業推進方針を策定し、環境負荷を軽減する循環型農業を実現する技術開発に取り組んでいる。特産品の茶については、施肥量を削減しても品質・収量を落とさない施肥法を試験中である。ただ、農家だけが悪者なわけではない。
補足:窒素はグリーンを鮮やかにする。他の緑色の野菜なども窒素過多である。
   茶は自然に栽培すれば少し黄色がかった色になる。(値段が下がる)

家庭菜園で用いられた窒素肥料や家庭排水から供給された窒素化合物も大きな問題で、実際、平成18年度は佐鳴湖上流域の窒素施肥量のうち、18.7%は家庭菜園などが占めている。家庭菜園で立派な作物をつくりたいという思いが、いつのまにか地下水汚染を引き起こしているのである。


最近、各地の自治体が地下水保全のルールづくりに乗り出した。地下水保全のルールは、それぞれの地下水盆ごとにつくられると実態に合ったものができる。市町村単位のルールでは限界がある。なぜなら地下水は行政の境を超えて動くからだ。

熊本県は2012年に地下水保全条例を改正した。
熊本県は生活用水の8割が地下水である。とくに熊本地域は、ほとんど地下水に依存している。
条例では、地下水を私(土地所有者)の水ではなく公共の水であると定めた。
地下水は水循環の一部であり、県民の生活、地域経済の共通基盤となる「公共水」であると明記している。

熊本県では地下水保全条例を改正するに当たり、地下水量、地下水の流れを分析し、住民に周知した。何度も会議をし、水を育む上流域の立場、水を利用する下流域の立場の共有を図った。地下水がどこからどれくらい流れてくるかがわからないうちは一体感をもてない。だが市町村の垣根を越えて共同で調査を行ない、地下水の構造や流れのわかる水門地図を作成し共有すると、そうしたなか一体感が醸成されてきた。


ルールづくりのときに水量だけに注目すると「上流域は地下水を育む」、「下流域は水を使う」という関係になる。この立場に固執すると空中分解してしまうケースもあるが、地下水の問題には量質の2面がある。
量の問題だけに注目すると、上流域は「自分たちは地下水の生産者である。地下水保全事業に金を払わなければならないのか。金は使用である都市部が出せばいい」、「むしろ金をもらってもいいのではないか」という声が上がる。

しかし、質の問題に注目すると見え方が変わる。地下水汚染を引き起こす汚染物質の代表は硝酸・亜硝酸生窒素だが、これは前述のように農地に由来する。上流部には農家が多く、家畜の排泄物を流していたり、過剰に施肥していることもある。つまり、地下水をつくり出すと同時に、汚染原因を生み出してしまう可能性もあるのだ。

この問題も流域全体の問題としてとらえ直してみる。「上流域は地下水を汚染する」、「下流域は地下水を汚染された」と加害者と被害者のようにとらえるのではなく、流域全体の問題としてとらえると、下流域も協力するようになる。

具体的には、施肥料の少ない野菜、無農薬栽培の野菜に特別の表示をつけ、それを流域の消費者が支えるというしくみがつくられている。流域で水を保全する場合、水の汲み上げなど量の問題ばかりが注目される。だが、同時に質の問題も重要なのだ。双方の問題を流域全体で共有し、解決の道を模索する必要がある。


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持続可能な農業とは

地球で最初の自然破壊は農業です。

飢饉を繰り返し何万年と続き今に至っています。
しかし、人工増加に対応すべく科学、化学を取り入れた。
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         USAの農場
そして、気付けば、
現代の化学肥料、農薬に依存した農業が原因で環境を破壊し、もはや復元し難い水準にあります。
過剰な農薬使用、土壌流出、遺伝子組み換え技術による均質化、あるいは穀物の改良は、私たちが呼吸する大気や飲み水、人間そして人間以外の生物も食べ物を得て、生息する場所として依存している土壌に脅威を与えています。
オーガニックによる持続可能な農業は、こうした慣行農法に対する現実的かつ必要な代替策と言えます。

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パタゴニアが提唱するオーガニックでOKなのでしょうか?

検索結果は、
 オーガニックとは有機栽培の意味で、化学合成農薬や化学肥料に頼らず、有機肥料などにより土壌の持つ力を活かして栽培する農法のこと。日本では登録認定機関の認定を受けた農家などが生産したオーガニック農産物にはオーガニック(有機栽培)JASマークがつけられ、一目でオーガニック農産物であるかどうかを見分けられるようになっています。

オーガニックには以下のような基準が定められています。
 ・3年間農薬や化学肥料を使用しない土地で栽培
 ・化学合成農薬や化学肥料は原則使用しない
 ・遺伝子組み換え原材料は使用しない
 ・放射線照射はしない
 ・合成添加物の使用制限   など

自然の循環システムを守り、化学物質による自然環境への負荷をできる限り軽くするため、オーガニックを暮らしに取り入れることが世界中で拡大しています。

有機肥料の使用がポイントです。

でも、有機肥料は動植物の排泄物や落葉樹などを醗酵させ肥料分を循環させる手法ですが、原料がすでに化学物質で汚染されているのです。
確かに、化学肥料オンリーに比べれば地球に優しいのかもしれません。
問題点は家畜の餌、飼料は抗生物質まで入った薬品の固まりなので、有機肥料になる過程で得体の知れない物質が出来上がる可能性はあります。

儲けにならないことは企業や研究機関はやりません。

兼業農家の一人として責任を感じ、減農薬・減肥料に努めておりますが、収量・品質の低下となり、不耕起栽培、◯◯栽培なども試しました。
周囲の農家に迷惑をかけた割に収穫は上がらず、慣行農法に戻りました。

国が少水栽培を勧めている地域ですから、水が自由になりません。
ゲリラ豪雨は止まらないでしょう。
だとすれば、人口増加はヤバイです。
日本は5000万人ぐらいでちょうどいい。


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