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2013年9月25日 (水曜日)

登熟期から落水まで

登熟期を細分すると,
乳熟期、黄熟期、成熟期に分けられます。

開花から約40~45日間が登熟期です。
米は開花してから約20日間で大きくなり、約35日頃に完熟します。
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出穂後は、稲の葉や茎は全力で籾に栄養分を送り込みます。
籾が登熟して栄養分の溜め込みを完了すると、使命を果たして枯れ、美しい黄金色になります。
W38_08

以上の登熟は稲の穂先から順に行われます。
これは、全滅を防ぐための稲の智慧なのです。
一本の穂でも穂先は成熟しているが、下の方は黄熟や乳熟だったりするので、今どの段階なのか全体で判断します。
ですから、穂先が重いので頭を垂れるのです。

乳熟期以降の水管理は間断灌水を繰り返します。
水が少ない当地では指導どうりできません。

落水
黄熟期から成熟期になったと判断したら落水します。
落水とは、田んぼの水を抜くことです。
出穂してから約30日後、稲刈りの約5〜7日前を目安に行います。

水を落として、稲を乾かすことにより登熟を完了させます。
また、土を乾かすことにより、コンバインの走行性の安定など、稲刈りの作業がスムーズに行えるようにします。

落水時期は、その年の天候や田んぼの土壌条件(湿田か乾田かなど)によって最適の時期を選びます。
早く落水しすぎると、玄米の充実が悪くなり、未熟米・くず米・胴割米などが増加します。また、水分不足により、病害虫(ウンカや穂いもちなど)の被害も受けやすくなります。

逆に落水が遅れると、籾が熟れすぎて、お米の品質が悪くなります。
また、倒伏の原因ともなります。


天候を考慮し、田んぼごとに、年ごとに稲刈りの日を判断し、そこから逆算して落水を行います。

熟慮して悩みながら作業しても、台風やゲリラ豪雨や旋風で全滅する場合もあります。

自然に畏敬の念を抱き、「もったいない」という日本人のDNAはこうした作業のなかから生じたのでしょう。


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