首相及び閣僚の靖国神社公式参拝中止の要請
首相及び閣僚の靖国神社参拝 が朝鮮、 支那、アメリカなどから抗議を受け、緊張を呼ぶような行為が国会でも問題視されています。
靖国神社の歴史からみても憲法違反である。
英霊を悼んで参拝するなら「千鳥ヶ淵」へ行けばよい。外国の要人は皆「千鳥ヶ淵」へ行かれていることも考えてほしい。
以下に、 全日本仏教会
宗教団連合 の 抗の抗議文を 載せておくので参考にされたい。
(全日本仏教会)
首相及び閣僚の靖国神社公式参拝中止の要請
本会は、首相及び閣僚の「靖国神社公式参拝」に対して、反対の意志表明と公式参拝中止を要請いたします。
靖国神社は、特定の基準をもって合祀の対象とした戦没者を神霊として祀る神社であり、純然たる宗教施設であることが明白であります。
拠って、一宗教団体である靖国神社に首相及び閣僚が公式参拝することは、どのような形式をとりましても、憲法に定める「信教の自由・政教分離」の原則に違反することは疑いの余地がございません。
最高裁判所は、靖国神社等への公金支出が、金額の多寡を問わず憲法違反に当たるという、明確な判断を示しております。
私たちは、戦後六十二年のあいだ日本国民が守り育ててきたこれらの憲法の規定こそが、今日の日本の平和と繁栄の礎となっていることを、改めて確認し伝えていきたいと思います。
戦没者の追悼は、国家が特定の宗教に関わって行うべきものではなく、各ご遺族がそれぞれに真実と仰ぐ宗教によってなされるべきものであることは、当然のことであります。
以上の理由から本会は、首相及び閣僚が、靖国神社への公式参拝をなされないよう、強く要請いたすものであります。
なお、これに反する場合、本会としては更なる抗議の意を表す所存であります。
二〇〇七年八月七日
財団法人 全日本仏教会
理事長 安 原 晃
内閣総理大臣 安 倍 晋 三 殿
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(真宗教団連合)
安倍首相の靖国神社参拝に対する抗議文
本日、貴職が靖国神社に参拝されたことに対し、強く遺憾の意を表明いたします。
私たち真宗教団は、非戦平和を願いとして長年にわたり首相・閣僚の靖国神社公式参拝について抗議や中止要請を行っており、本年8月5日にも貴職に対して、首相・閣僚による靖国神社公式参拝に関する要請文を提出したことであります。
あらためて申すまでもなく、靖国神社は、国難に殉じた戦没者を英霊として祀る神社として創設され、先の大戦まで戦争遂行の精神的支柱として国家神道体制の中心的な役割を担ってきました。
「日本国憲法」は、戦争放棄を明確に謳い、信教の自由と厳格な政教分離の原則を定めております。殊に政教分離の原則は、国家に対し宗教的中立性を要求し、特定の宗教と直接結びつくことを禁止しており、貴職が靖国神社に参拝することは、この憲法の精神に著しく反するものであります。
真宗教団連合は、今回の参拝に対し、強く抗議するとともに、今後の参拝に関しても引き続き中止を求めていく所存であります。
平成25(2013)年12月26日
真宗教団連合
理事長 里雄 康意
真宗教団連合加盟宗派
浄土真宗本願寺派
真宗大谷派
真宗高田派
真宗佛光寺派
真宗興正派
真宗木辺派
真宗出雲路派
真宗誠照寺派
真宗三門徒派
真宗山元派
内閣総理大臣
安倍 晋三 殿
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