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2014年2月18日 (火曜日)

農業の多面的機能は「両刃の剣」

12月16日に農業の多面的機能について税金から農民にお金を支払う説明会が一方的にあり、そんなお金はヤバイぞ気お付けろ、共犯者にされるぞ、ということを書いた。

農業の多面的機能のお上の定義は「農業生産活動が行なわれることにより生ずる食料・農産物の供給以外の機能で、治山・治水など国土の保全、水源のかん養、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承、アメニティ機能等」 です。
数字にしにくいものを見事に計算?している。素晴らしい能力です??。

それによると「全国270万ヘクタールの水田や220万ヘクタールの畑などの地表、地下を含めた貯水構造などを筆頭に、公益的機能としての施設の建設コストに代替して算定すると、多面的機能の評価額は全国で年間6~7兆円弱(ちなみに林野庁の試算によると森林の多面的機能の評価額は39兆円とか)」と試算し、
さらに「1日平均14ミリ程度が地下に浸透して一部は地下数百メートルの深層地下水に達し、地表、地下を含めた水田や畑の貯水構造は、洪水防止だけでなく、飲料水の供給や無秩序な汲み上げによる地盤沈下も防ぎ、その便益の大きさは測り難いところがある」と述べている。


しかし、こうした効果を農業に頼らず別の方法でローコストにできるとしたら税金の無駄遣いにならずに済むのではないでしょうか?

 この評価は、見方を変えれば「同時にその地下浸透や貯水構造そのものが、農薬や肥料の過剰使用による地下水汚染の危険性を直接有してもいる」ということにもなる。
フクシマ原発地下水問題を見れば理解できよう。

地球で最初の自然破壊は農業であることは周知の事実である。近年化学の発展に伴い自然を人間が操ろうなどと考えるやからが増えており、それは企業の利益に結びつく仕組みになっている。

いい面もあれば悪い面もあるという「両刃の剣」が農業ということも、そろそろ認識する必要がありそうだ。

地下水問題についておいおい書く予定ですが、その前提条件を述べます。
*水は資源だ。
**雨量は世界平均の2倍降る。1700ミリ/年間。
***日本の川は滝だと外人に言わしめるほどの急勾配で多くが海へ流れ水田・ダムで蓄えている国民一人当たりの利用可能な水資源は世界平均の1/4しかない。

水はタダと思っている方が多いが、最期の1/4を知らない方が多いのは知らされてないからでせう。

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