« MLBのWORLDの初戦 | トップページ | 最近よく見るTVはEテレや・・・ »

2014年10月22日 (水曜日)

蜘蛛の糸

蜘蛛の糸
芥川龍之介の小説にそんな名前の作品があった。
昨今はスパイダーマン(蜘蛛男)なる映画が流行っているそうな。
Photo_2

我が家の木や田畑には蜘蛛の巣だらけである。
蜘蛛がいるということは、餌になる虫どもがいるということで、蜘蛛が害虫を食べてくれるのだから蜘蛛は益虫だ。

夜など顔面に蜘蛛の巣がべたりとくっ付いた時は不愉快だがやむを得まい、
我慢しよう。

勿論、殺虫剤を散布すればいいではないかと家人は云うが、害虫はいなくなるが、蜘蛛も死んでしまうのは、ちと困るのだ。
自然の食物連鎖を浅はかな人間の知恵で破壊することは将来に禍根を残すこととなるので困るのである。


寒露を過ぎ、富士山も初冠雪となり、朝夕の冷え込みが身に堪えるようになった。
明日は、「霜降」である。

気がつけばつい先日まで鳴いていたコオロギの声がしなくなった。
虫達も冬ごもりするもの、卵を産み落として死んでいくものと様々である。

蜘蛛は餌が少なくなっていつの間にか空きやになった巣がある。
また、通り道で巣が邪魔になるものがあるのでどいていただいている。

その時、縦糸を出来るだけ多く纏めて紙縒りのように指の腹で捻って糸を作って遊んでいる。


Photo_4
         クモの牽引糸を、コガネクモから巻き取る様子

緯糸が絡んでくるので奇麗な糸が作れないのは未熟ゆえであろうかしらん。
ある程度糸らしくなったのを引っ張ってみて下さい。想像を超える強さに唖然とするはずです。

スパイダーマン(蜘蛛男)がぶら下がって飛んでいるのは嘘じゃないんだと気がつく。
Photo
2
           スパイダーマン

蜘蛛の糸はタンパク質分子の連鎖で、体内では液状で存在し、体外へ排出される際に空気と応力によって繊維状の糸となる。

これは不可逆反応で、空気上で液状に戻ることはないが、使用した糸を蛋白源として食べ、消化して再び糸などに利用する種もみられる。

自然生成可能な糸の中でも比較的頑丈であるため、糸を工業的に利用する試みもあるが、大きく認められているものは少ない。

クモを大量養殖することの困難さ(新鮮な生餌が必要で、クモの数が適当でないと共食いを起こしやすい)と
糸を取り出すことの困難さが障壁になる。

これまでにもっとも用いられたのは、レンズにスケール(目盛り)を入れるための用途である。

現存する糸の大型の布製品の一つはアメリカ自然史博物館に存在するコガネグモ科のクモの糸による絨毯(約3.4メートル×1.2メートル)であるが、作成には野生のコガネグモ科のクモの捕獲に70人、糸の織布に12人の人員と4年間の年月を要したそうな。


蜘蛛単体では手間と高価になりやすいため、生糸のように、生産のしやすい蚕に蜘蛛の遺伝子を組み合わせた品種や微生物を使用し、人工的に蜘蛛の糸を出そうとする試みが行われている。


余談になるが:
絹の繭も生産性の改良を重ね、大きい繭が残った。
しかし、美しさから観れば、小さな天然の繭の糸が美しいのです。

日本古来の小丸は天皇陛下が飼われているだけとなったが、分けて下さり養蚕農家が育てるようになった。
また、山繭は緑色をしている小さな繭ですが、染めなしで布になった自然のままの美しさは格別です。

閑話休題、
蜘蛛の糸の強度は同じ太さの鋼鉄の5倍、伸縮率はナイロンの2倍もある。


鉛筆程度の太さの糸で作られた巣を用いれば、理論上は飛行機を受け止めることができるほどである。

そのため、長い間人工的にクモの糸を生成する研究が行われてきたが、コストが高い上に製造に有害性の高い石油溶媒が必要になるなど障壁が多く実用化は困難とされていた。


しかし、2013年5月に日本の山形県のベンチャー企業が世界初となる人工クモ糸の量産技術を開発し、人工クモ糸の工業原料としての実用化が現実のものとなる目処がたった。

【新聞記事より】
 鋼鉄超える強度とナイロン顔負けの伸縮性 世界初「クモの糸」量産化
バイオベンチャー企業のスパイバー(山形県鶴岡市)は24日、クモの糸を人工的に合成して産業用に量産する技術を世界で初めて確立したと発表した。

クモの糸は、同じ太さの鋼鉄を上回る強度とナイロンを超える伸縮性を持つといい、自動車車体などへの利用を想定している。

この日、東京都内で開いた発表会見では、合成糸でできた青いドレスも公開し、革新性をアピールした。
Photo_3
      鋼鉄以上の強度とナイロン並の伸縮性を持つドレス
       そして 軽い、色が光線で変化するそうな

|

« MLBのWORLDの初戦 | トップページ | 最近よく見るTVはEテレや・・・ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« MLBのWORLDの初戦 | トップページ | 最近よく見るTVはEテレや・・・ »