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2015年4月18日 (土曜日)

小林正樹監督の「切腹」を観たか

主演は仲代、岩下、石浜、赤揃えの井伊家の方は、三国、丹波、風車のヤヒチ・・

監督は鬼の小林、新人の仲代主演で「人間の条件」を撮った。
白黒でワイド、武満徹の日本的な音が流れる中、淡々と進んで行く静けさが良い。

いまの時代では受けないかもね。
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まあ、仲代の目力は素晴らしく画面を引き締めている。彼に勝る役者はいまはいない。
時代は大坂夏の陣から16年後江戸時代初期の設定である。
小道具さんはまず刀の選択をきっちりされていた。

刀は戦国時代は馬に乗るため刃を下に2本の紐で吊り下げていた。柄は〜右手に血刀左手にたずな〜と歌われているように片手で扱いやすいよう反りが強く、皮、金属などで戦が終わってから紐巻きの柄が普通となった。
小林監督のなかで所持している刀はまだ戦の名残が残っている物が垣間見られた。時代考証と小道具さんの、さすがと唸らせる仕事である。

参考:刀、槍や鉄砲などの武器については、江戸幕府の命令により長さ制限、藩における所有数などが細かく定められた。内乱防止のためである。
刀については長すぎる物が多く(馬上から使うので長い必要があった)柄の方から詰めて短くし、柄の留め釘穴を開ける処置がされた。それがため、刀剣の写真を見ると、古刀はほとんど2穴である。

この映画はカラーでリメイクされている。
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いつどこで見たのか忘れてしまったが、静の部分が素晴らしいのに表現できていなかった。
ラストのチャンバラはカラー版は派手にやってました、チト、ヤリ過ぎは見苦しさに通ずるのだ。
刀の時代考証は見ていなかった。


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