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2015年11月 3日 (火曜日)

気になる言葉  文頭の「なので」 NHKへの質問から

最近気になる 文頭の「なので」 
2008.06.01の問い合わせに
NHKの回答は、
ご意見・お問い合わせ 「文中ナノデ」が先で「文頭ナノデ」は、ぞんざいだけれども、堅苦しすぎず、中間的な場面で使われているようです。と解説がありますが、・・「なので」、使い方にはくれぐれも注意してください。
 と答えられています。
【以下、私の質問】
  されど、最近では、使う人が増えております。
原稿を読む「ニュース」では使われておりません。さすがNHKだと思っています。
また、アナウンサーからはほとんど聞きませんでしたが、最近気になるほど、アナウンサーが「なので」を連発しております。
 元祖?は大卒の野球解説の小宮山さんですが、今日の「あさイチ」の男性アナウンサー二人とも「なので」を連発しております。
NHKは「なので」を解禁したのですか?
【NHKの回答】
NHKの番組をご視聴いただき、ありがとうございます。
お問い合わせの件についてご連絡いたします。
「なので」には2種類あり、「危険なので、避難してください」のように1つの文の中で使われるもの(「文中なので」)と、「危険です。なので避難してください」のように、前の文を受けて次の文頭で使われるもの(「文頭なので」)とがあります。
 
ことばが生まれた順序としては「文中なので」が先で「文頭なので」が後です。
このうち「文頭なので」は、使われ始めてからの歴史が浅く違和感を覚える方もいます。
これとよく似たことばに「なのに」がありますが、これは割合昔から「文頭」にも使われてきています。
もちろん、「なので」を文頭に使うのは、本来の使い方ではありません。
しかし、この傾向は、最近若い人を中心に急激に増えています。
NHK放送文化研究所の2008年のアンケート調査でも、
10代は69%、20代は67%、30代は56%の人が「言うことがある」と答えています。
この割合は、40代48%、50代36%、60代以上28%と年代が上がるほど少ないという結果が出ています。
言語学者も、その原因をいくつかあげています。
・英語のように、結論を先に述べる。
・長い文を敬遠し短く言い切る。
・「だから」と言い換えると少しぶっきらぼう。
・「ですから」と言い換えるのは堅苦しい。
従って少し丁寧な感じがして目上の人にも使いやすい等々。
辞書の中にも、既に「接続詞」として取り上げて、下記のような用例を載せているものもあります。
・三省堂国語辞典:(接)「私はひとりっ子でした。――父はあまかったです」
・新明解国語辞典(三省堂):(接)「外で食事は済ませてきた。――今は何もほしくない」
時代とともに変わることばの宿命として、
「だから」「なのに」「ならば」「でも」「だって」等と同様に、「なので」が市民権を得るのもそう遠くないかもしれません。
 この用法を放送でどのように位置づけるかですが、
改まったニュース原稿の本文では、まだ使用しないほうが良いと考えますが、会話やフリーのトークの中で禁止にすべき誤用とまでは言えないと考えます。
 ただし、まだ違和感をお持ちの方がいらっしゃることを踏まえ、このことばの使い方については、注意したいと思っております。
どうぞご理解頂きたいと存じます。
今後とも、NHKをご支援いただきますようお願いいたします。
お便りありがとうございました。
NHKふれあいセンター(放送)

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