« 2015年2月1日 - 2015年2月7日 | トップページ | 2015年4月12日 - 2015年4月18日 »

2015年4月 3日 (金曜日)

「浪人街」を観よう 

「浪人街」
BSプレミアム4月9日(木)午後1:00〜2:58

昭和3年のマキノ雅広監督作品のリメイクである。
当時は無声映画だった。ニトロのフィルムを何度も使い回しているので濃淡がなくなる。
俺の好きな山中貞夫監督(赤紙で支那へ行き24歳病気で亡くなった。)の作品もほとんど残っていない。

戦後、GHQによってチャンバラは禁制であった。

時代物は「雨月物語」、「山椒太夫」(朝ドラにでてるような揚げ浜塩田でこき使われる)などの昔話から、やがて30年代の映画全盛時代となり、チャンバラもリアルさを目指した作品が増えた。

火付けは黒澤監督だろう。その後「切腹」「十三人の刺客」とますますリアルと残酷さがエスカレートし、カラー映画になると血しぶきがあまりにも酷くリアルさと共にチャンバラ映画が終焉を迎えるとは 「チト 皮肉ダ」。

そんな最後に近い作品が1990年の「浪人街」である。
監督は「戦争3部作」を撮り終えて亡くなった黒木和雄である。

81lxeicjlpl_sl1267_

彼はロマンポルノでスタートし、才能を見出した伊丹十三、原田芳雄、石橋蓮司、勝新太郎などが友情出演している。

 この作品の前に白黒で原田芳雄、石橋蓮司で「龍馬暗殺」(傑作です)を撮っている。俺は2本とも映画館で観た。

516i0tgdqtl

「浪人街」は映画の父と言われる御大のリメイクなので黒木色を出すわけにはいかない苦労があったと思われるが、勝新太郎のコミカルな味を引き出しているのは、共演の原田芳雄、石橋蓮司の気心は監督と共有しているからかもしれない。

コミカルさは無声映画の持ち味である。
そして、リアルな大殺陣のため、名カメラマン宮川一夫が特別参加したクライマックスの大殺陣(たて)シーンは凄い。

【総監修】
マキノ雅広
【監督】
黒木和雄
【撮影】
高岩仁
【出演】
原田芳雄、樋口可南子、石橋蓮司、杉田かおる、田中邦衛、勝新太郎 ほか

蛇足: 「浪人街」は映画会社が記念碑てきに作ったので、系列映画館で上映し、VTRを出し、近年DVDも安い価格で出している。

かたや、「龍馬暗殺」はATGでしか見られず、その後ATGは倒産したのでDVDの値段はプレミヤつきで、新品で8000円するのでは買えない。

映画などの保管は政府が中心に行っているのは先進国である。US, EUなど。

我が国はフィルムライブラリーがあるが、予算不足か見られない作品があまりにも多い文化後進国である。

| | コメント (0)

伊丹十三記念館から通販した

かつて訪れた松山市内にある「伊丹十三記念館」からDVDを買いました。

Top_cover03

5233897

ついでにイラストの絵葉書も買ったがすでに買っていたのでダブリました。
57762411

年取ると・・買ったの忘れてまた買ってそれも忘れてまたまた買って・・・いやはや歳のこうですな。

注文のとき例によって迷惑な駄文をメールに書いていたのを披露する。
嫌な客だな〜〜と思っているでせうかしらん。

以下に〜〜〜〜

伊丹万作 監督について
『
Mansaku_01

赤西蠣太』と『無法松の一生』はNHKで観ました。
『赤西蠣太』はニトロフィルムが剥落・変色していて数コマ飛ぶし、絵が見えないところもありました。


『國士無双』はフィルムが無く、あっても放送できないほどの破損状況だったそうです。
 フランキー堺さんのカラー版や他にもリメイクされましたが、映画が作られた時代背景とテーマ性が重要なので、下手をするとコメディ映画になってしまいます。

 あの時代はニトロフィルムを上映後、処理して撮影用に使い回ししていました。そのせいで、現存する作品が少ないのと、保管が難しくニトロフィルムはポロポロになって爆発するので公共交通機関には持ち込み禁止でした。
覚えましたか。

 それを知らないと、タランティーノ監督作品やイタリアの「ニューシネマパラダイス」とか「オリオン座からの招待状」など多くの映画にでてきても意味が分からず作品の理解ができませんよ。


役者 伊丹一三
  の中では、『北京の55日』、TV『源氏物語』、『悪一代』(これで勝新太郎に気に入られた)、黒木・藤田監督らの日活ロマンポルノ作品の俳優伊丹さんは自由さが感じられた。
 低予算の映画だが、才能ある監督を贔屓するために無報酬ででていた。
引き換えに、スケベの勉強になる。

当時の大物監督作品に出ていた伊丹さんは僅かな違和感を感じた。言い換えれば周りの俳優から浮いていた感があった。

伊丹十三監督

Prof_04a

  作品で一番好きなのは、オムニバス映画の「タンポポ」です。
監督として最も自由さを発揮していた。
キャスティングで映画の6割は決まると世間で言われているが、タンポポのキャスティングは良かった。
 特に、白服の男:役所広司、白服の男の情婦:黒田福美、カキの少女:洞口依子、カマンベールの老婆:原泉がお気に入りだ。

役所公司の体当たりでスケベなシーンはあれが最後だった。有名になってから未亡人と毒入りワイン飲んで心中するのは興奮しなかったぜ・・。  おばさん達は 興奮してたがナンパするような熟女はいなかったので寂しく帰路に着いた記憶があるのだ。

それより、「うなぎ」がエロかったのは監督がエロ好きだからかしらん。

監督はアブノーマルな性描写が好きなのか?興行上挿入しているのかは信子さんに聞かないと真相は分からない。

 おそらく、俳優時代に得た知識を披露したのであろう。初めからピーターというホモと共演し、市川崑や岸田秀先生やら、以後もポルノの監督を応援するために出たりしていたのでそこいらあたりから探求したのでせう。

 俺も「O嬢の物語」読んでも理解できないので遡っていくと江戸川乱歩にたどり着いた。

 蛇足の長靴:
 役所広司が死ぬ間際に情婦:黒田福美に「イノシシにたらふく山芋食わせて山芋で一杯になったイノシシの腸を喰ったらうまいだろうな〜」を最近憶い出すのです。
 山が荒れ放題になってイノシシ被害でため罠を仕掛けイノシシを裁くとき思い出すのです。

そのほかの映画は、興行収入がないと次回作が作れないというジレンマからか、無理なカット割りが気になります。

ビート武や松本のように自己満足に近い自由に映画を作って頂きかったです。

監督の功績は、
 昔の役者さんをちょい役?に使われたことでしょう。
藤原鎌足さん初め伊丹映画が遺作になった役者さんは感謝されて浄土へ往かれております。
 お浄土で仲良く映画を作られているのでせう。
心配なのは、大御所の監督たちが口うるさいのではないのかしらんといふ点ですが、伊丹万作監督や山中貞夫監督(俺好き)等が後見人でおられるので安心でせう。


著者 伊丹一三については

5234961

20506589

 俺等が17歳の頃に『ヨーロッパ退屈日記』を読み漁り、真似をしておりました。
 服装は石津健介さんのVANを倹約してもなかなか買えないので知識だけは詰め込みました。
老年時代の石津さんはパンツ、ワンピース風パジャマは奥さんと同じものを着ておられました。TVで脱いで見せました。
「歳とると屈まなくても脱げるので便利でしょう。」と平然と言われたので、いつまでも合理性を重要視しているのに関心いたしました。

伊丹監督も生きておられたらクリントイーストウッド監督と同世代です。

20120804201929

クリントイーストウッド監督は段々好きになりました。
作品にはいつも死がテーマとしてあります。
彼の映像は、市川崑監督がフィルムから銀落としを世界初に行った影響を受けたらしく、黒はとことん黒色に撮れとカメラマンに言い続けている。

また、クリントイーストウッドは撮影が早いそうです。

日本の監督はテスト、リハ、ダメだし と時間ばかり使うので役者の演技にカビが生えたようになる。ある評論家はそれを味と呼んで賛美している(俺嫌い)。



伊丹さんが生きていたら・・・クリントイーストウッドと張り合えるのか? そうだったら俺ももう少し長生きする気力も湧いてくるのに。

| | コメント (0)

国のチマチマした経費削減対策

固定資産税は4回に分けて支払う仕組みですが、全期前納すれば報奨金(名前が上から目線だぜ)が有難くも頂けるのだが、廃止になる。
これは、利息相当および事務の簡素化になるのでくれるのだ。
俺などは雀の涙ほどしかないが、日本中合計すればかなりの額になるでせう。

報奨金が出ないなら4期に分けて払う方は金融機関と振替契約を再締結しなければならない。

こうしたコストまで原価計算して踏み切ったのか不明だ。
役人は報奨金分がいくら浮きました、といういい面しか報告しないので、トータルすると損だった制度改正は数多あるが国民どもには、いや大臣にも報告しない。


相続税の非課税額が引き下げになり相談会の宣伝が多く見られる。
 俺は財産が少ないので関係無い。
そも、変更されることは3年前から分かっていたのに今更慌てての感強し。

自民党の税調で検討が始まれば数年後には法文化されるのが道理なのだ。そして、資産家のために回避策を設けてあるからそこを探して手を打てば良いのです。

都会の方は土地建物が課税になる恐れがありますが、その家に相続人が住むのならば、その旨の申請をすれば、評価額は20%になります。
そんなら、税務署さん教えてくれてもいいのにと思うのが人情ですが、節税になることは聞かれない限り親切に教えてくれません。

「税理士さんに相談されては・・・」と言ってくれるのが関の山。
税理士は退職された先輩がやっているのが普通です。
税務署の入り口あたりに「税理士一覧表」の看板があります。

それでも税務署の職員は公務員のなかで常識がある公務員のno.1です。
これは会社で何度も調査を受けた俺等の経験ですがね・・・。

他の公務員の、特に暇な公務員の輩は退職したら村八分されそうな奴らが目に余るほど多いのですから・・・。

| | コメント (0)

2015年3月31日 (火曜日)

書家  岡本光平氏が寺の襖に

前衛 書家 岡本光平さんが四国88ヶ寺の74番 甲山寺の客殿で1200年記念の一環として 空海が書いていた 飛白体文字を襖に書いていると新聞記事にあった。

寺の話では5月下旬頃から一般公開するようです。

飛白体は古くから書かれていた文字で、空海は唐から帰って後年、書いている。
僕は違和感を覚えるが、岡本さんの飛白体を見たいのでその日まで死ねない。

更に、益田池碑銘の文字はおどろおどろしくて僕は好きだ。
空海は新しい文字を探し求めていたように思える。

カタカナは空海が作った説があるが、偉大さゆえの俗説らしい。

待てない方は、三越で展覧会をみませう。

岡本光平現代書展「空と海の物語 vol.2」
~高野山開創1200年記念~
2015年4月7日~13日 in 高松三越美術画廊

四国八十八ヶ所開創1200年から高野山開創1200年を迎えるにあたり、シルクロードの“こころ”の終着駅はまさに空海の開いた高野山にあると思われます。  
シルクロード文化から天才空海を見直すと国際的とは何か、日本の奥深い“こころ”とは何かを教えてくれるようです。
空海の書とシルクロードを道標に、その無限蒼空の志操に想いを馳せた作品約40数点を展覧いたします。

2015takamatsu1

2015takamatsu2

また、本山寺において講演会があるようです。

墨と和紙は、日本人の精神世界の原点を象徴するものだと言えましょう。
墨はただの黒ではなく「玄の階調」であり、
豊かな想像力を喚起し、また静謐の心を養ってくれる究極への誘いです。

2015kouenchirashi

私は 空海の益田池碑銘の文字に惹かれるので是非とも行きたい。

写真、文は岡本さんのHPから無断転載した。これは犯罪だ。

| | コメント (0)

2015年3月30日 (月曜日)

山下一仁さんがNHKから外された??

農政はデタラメな状態である。
直ちに減反廃止し、耕作農家にEU,USのように補助金を直接支払いすればいいのに、なぜしないのか?

長州のドンはJA改革したとうそぶいている。

昭和31年の第1次農業改革にあたって、農家の代表と話し合う必要ができたので、全国農業会議所(農地法を死守し、昔の栄華よ再びと願った国家集団)が無理やり昭和29年に全中を作り、会議所の下位メンバーに加えた。
その全中を潰して喜んでる様はいとおかし。

首吊り自殺したとされた?中川一郎氏が浄土から観ていますよ。

さらに、息子の中川昭一氏は酩酊状態で記者会見した咎で辞職し、間もなく家で倒れ死亡。
酩酊状態なら記者会見は回避するのが常識でなのに財務省の役人は無理やりやらしたとしか考えられない。
しかも、回避するという判断が賢明かつ酒豪の中川大臣ができないほどの状態というのは不自然である。

G20前にUSから国債を押し売りにきたのを、決然とNOと言った直後の事件である。
大臣についていって、判断を失った大臣を無理やりマスコミの前に晒した役人は帰国後USへ栄転して国外へ消えた。

昭一氏の奥さんがキスしていたのは復讐ではないのかしらん。
そんな疑問を抱いても不思議ではない呪われた中川家の出来事である。

委員会で謝って終わり、与党は未亡人を引きずり下ろさないのも不可思議である。

NHKラジオ「今日の経済展望」のメンバーがかなり増員し30名となった。
そんな中で、衆議院の公聴会で正論を吐いた山下氏が外された。

3月3日の放送「農業と農政の課題」を読まれたい。

ついでに、山下氏の最新リポート  WEDGE Infinity に掲載(2015年3月20日付)も読んでください。
    「農協栄えて農業衰退」からの脱却を-農協改革をこれで終わらせてはならない-

2030年の減反廃止では遅過ぎる。

選挙のための補助金を止めれば、消費税で落ち込んだ景気も米価の引き下げで持ち直す可能性もあるのだから。

| | コメント (0)

草萌える春 人の心は 自己中

日毎に草木が伸び、花は咲き、蕾は葉になろうと膨らんでいる。
春の社日は3月23日戊(つちのえ)に終わり、
同日午後からは 百々手(ももて)祭も斎行されました。

田の神が降りてきて植物を育ててくださる準備ができました。
春社の日は土いじりしてはならむと伝えられております。
田の神が怒るので、百姓は寄り合い場所に集まり御神酒と
お斎米をいただき直会をします。

最近はそうした風習もなくなり、チト寂しいのだ。
こんな社会に誰がした。
24時間営業、年中無休、三交代勤務、自宅介護・・・

さて、
農家は草刈り、草むしりと田植え準備に追われています。
春のみずみずしい雑草は朝露に濡れて美しいが、草取りは戦いなのです。

最初は「ごめんなさい」と心で思いつつ草取りしていても、やがて「この憎たらしい草め」と心は変化するのです。

人とは格も心定まらぬ生き物よの〜う。
詰まる所、命あるものを殺生し、喰らい、生きていくしかない者で悪人である。
そんな自分を認めざるを得ないのである。

そこがスタート地点です。

| | コメント (0)

« 2015年2月1日 - 2015年2月7日 | トップページ | 2015年4月12日 - 2015年4月18日 »