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2015年1月 8日 (木曜日)

TVで映画を観よう お薦め

新藤兼人監督の遺作「一枚のハガキ」がNHK BSプレミアム  1月13日(火)午後9:00~10:56 で放映されるので観よう。

今なら NHK のHPの映画案内
http://www.nhk.or.jp/bs/t_cinema/index.html
に出ています。

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この映画は2012年に100歳で亡くなられた追悼を込めてTV で放映されたことがある。私が見たのだから間違いない。
2011年製作で映画館でも見ましたが、再度見たときは新たな出会いがありました。

新藤兼人は原作・脚本・監督を兼ねている。
音楽は林 光。

自身の戦争体験が込められた作品でしょう。
遺言だ。

監督は音羽さんと同棲していた。お互いに同士と読んでいたそうだ。
左翼なので勲章など無縁、近代映画協会という独立プロを立ち上げた。独立プロで映画を作るためには資金が必要だ。
監督は脚本を書きまくり資金作りをし、侘しいセットやロケで黙々と撮り続けた映画人生を全うした凄いお方だと思う。

この作品も経費からカメラ1台?で絵が作られていると思う。

例えば、在郷軍人が派手に出兵を祝い、画面左へ消えていく。
カメラは動かない。
やがて、画面左から遺骨を持って出て来る。
この、シーンを見て故山中貞夫監督を思い出した。

将来有望な彼は「日本監督家協会」を結成した直後、支那へ出兵し病で24歳で亡くなった。
彼の手帳には次回作のアイデアが書かれてあった。
その最後に「人情紙風船が遺作デハ、チト寂シイ」と書かれていた。
生きていれば世界でも一流の監督になっていたでしょう。
小津、黒澤などライバルではないと思わせるアイデアと行動力があった。

低予算の映画は、細かなカット割りがなく俳優は固定カメラに人物がかぶらぬよう演技しなければならない。
そして、ギャラは安い。

こうした経費のない映画に出る俳優は総じて演技力があり、監督の意図を見抜いて短時間で撮影が終わるよう準備怠りない俳優ばかりである。
興行的に儲かる映画ではないから尚更である。

戦争は過酷である。
戦って死んだのなら無理やり諦めもつこうが、殆どは病死、輸送船が魚雷でやられて沈没死、餓死、等々である。

故 高田 渡の「自衛隊へ入ろう」を聴きたくなったぜ。
    ・・・・花と散れ・・・・の歌詞があるのに PRソングにしたいと 隊から申し出があったが、むこうから取りやめの申し出がありhappy01・・・・・発売禁止レコードとなったのは言うに及ばず。

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